和歌史論叢―後藤重郎先生傘寿記念

和歌史論叢―後藤重郎先生傘寿記念

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757600300
  • NDC分類 911.102
  • Cコード C3092

内容説明

平成12年、後藤重郎先生には傘寿をお迎えになります。平成8年、先生の喜寿のお祝い会をさせていただこうと、10名ほどの教え子が集まりました。その席で、お教えを受けた私どもは、拙いながらもその成果をお目にかけるのが、先生のご恩に報いる道だということで、この傘寿記念論文集を作ることにいたしました、弟子の中には、和歌文学とは異なった専攻の者も多く、広い分野の論文集にしようかという意見もあったのですが、やはり後藤先生のご専門分野に沿って、和歌文学の論文集と致そう、先生に巻頭論文をお願いしてご指導を賜ろうということになりました。

目次

『定家八代抄』に関する一考察―奥書をめぐって
物語要素としての和歌
万葉集「人妻ゆゑ(に)」について―巻1・21番歌を中心に
万葉集巻10の編纂
人麻呂覊旅歌256番歌の一本歌をめぐって―「舶尓波有之」の理解と紀州本
延喜の菊の宴―公忠集詠歌年時贅説
貫之集伝本研究の現段階
「おいつしま」考―紫武部集の一考察
後冷泉朝の物語と和歌―『狭衣物語』『夜の寝覚』の作中詠歌
「花」を詠む歌の変遷について―後拾遺集から千載集の「春」部を中心に〔ほか〕