内容説明
伝統的な文学部的色彩の強い国文学科・英米文学科と、実学的色彩の強い教育学科・人間関係学科が混在する四学科二専攻の教育組織が、大きく改組再編されて、新しい時代に向かおうとしている、この時に当り、五十年の歴史に区切りをつけ、次の時代にはばたくたしかなステップとなる論文集。内容的には、社会科学的、自然科学的、更には芸術・体育に関する論考まで含み、質的には若手教員の気鋭溢れるものから、熟年教員の重厚なものまでバラエティに富んだものになっている。
目次
国文学科（美禰良久と「鴨とふ船」―筑前国志賀白水郎歌から；『懐風藻』所載釈弁正の詩二首の解釈 ほか）
英米文学科（大学における文学教育の可能性をどこに求めるか；後期中英語の研究―Ｐａｔｉｅｎｃｅの英語 ほか）
教育学科（用言に接続する「です」の考察；Ｏｎ Ｄｉｒｅｃｔ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ ｏｆ Ｂｅｒｎｓｔｅｉｎ Ａｌｇｅｂｒａｓ Ａｓｓｏｃｉａｔｅｄ ｔｏ Ｐｅｉｒｃｅ Ｄｅｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ ほか）
体育学科（社会体育コース専攻女子短大生のクラブ活動所属要因―スポーツ行動診断検査からの分析；攻撃を中心としたＫｉｎｅｔｉｃ Ｖｉｓｕａｌ ａｃｕｉｔｙのトレーニング効果について ほか）
人間関係学科（兵庫県における老人福祉の地域的課題；ＰＴＳＤ ｆｒｏｍ Ｒｏａｄ Ｔｒａｆｆｉｃ Ａｃｃｉｄｅｎｔｓ ａｎｄ Ｉｔｓ Ｐｓｙｃｈｏｌｏｇｉｃａｌ Ｃａｒｅ ほか）
