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出版社内容情報
しっぱい続いて、いっぱい転んで、今ではすっかり前向いて。
過去の失敗も時代を超えて、形を変えて――。自らの生活を描く孤高の“私漫画家”福満しげゆき氏。代表作である『僕の小規模な失敗』執筆から二十二年の月日が経ち、妻との暮らしや育児を経験した氏が描く令和の“失敗”の形とは――。…というか、四半世紀近く失敗が続いてるのか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ex libris 毒餃子
7
コマ割りと話の展開が童貞感バリバリだったときの福満しげゆきを彷彿とさせる内容だった。なんだかんだで幸せそうな感じが『僕の小規模な失敗』の正統後継作品に感じる。2025/04/19
なつのおすすめあにめ
3
『僕の小規模な失敗』を読んだぼっち大学生の時は「間もなく大学敷地内の何か用途不明の地下みたいなところでたいはんの時間をすごすようになった」というコマで感動した記憶があるが、今の自分には同時に読んだ『鬱ごはん』(施川ユウキ)の方がしっくりくる。奥さんお子さんとお幸せに……。2025/04/19
オジャオジャ
2
僕の小規模な失敗から20年の月日が流れ色々後悔やら打ち切りやら色々経験して逞しくなっていく福満先生の姿に涙涙だよ😭😭😭😭😭後ひとくいかぞく打ち切りじゃなくて自ら投げ出したんかい!?続き描いてよ😭😭😭😭😭2025/04/20
ドウマンガニ
1
失敗ものにハズレなし、実家のような安心感! 毎日布団と机を行ったりきたり、担当編集も定年間近の先生だが、妻が今日もかわいくて、各話の最後もポジティブにまとめてあって読みやすい。僕と結婚していたルートを想像しての凹み、無為な「欲しがり活動」の果てに総合的な人としての終わりを悟る、クソ工業高校での1年半も青春だったという気づき、もう駄目という実感こそが全盛期の証、全て分かるよ〜! 父の最期の話、お父さんはなんも思ってない、全ては自分の気持ちの問題と腹落ちする感じも、分かる。私もAIに相談しよう!2025/04/26
sucksuckhello
1
大学生から今に至るまで10年間を福満しげゆきの漫画とともに歩んできたが、あっさりとした読み口なのに、これまでで1番気迫を感じた。最終回のあるコマで、自分は果たしてこの人の漫画を読んでていいのだろうかという気にさせられた(いや、面白いから買って読むんだけど)。福満しげゆきは常に一生懸命で泣けてくる。趣味に時間が割けなくて心が死んでる人たちに心の底からおすすめ。2025/04/19