内容説明
それは、最初の『最悪の物語』。「ライブラリ」に迷い込んだ少女・アリスは、「“作者”を蘇らせる」という願いを叶えるため、殺戮を繰り返す。すべては、“大好きなおじさま”のため―。書き下ろし作品2本を含む「SINoALICE‐シノアリス‐」待望の小説化!
著者等紹介
映島巡[エイシマジュン]
1964年生まれ。福岡県出身。永嶋恵美名義の著書がある。2016年、「ババ抜き」で第69回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞
ヨコオタロウ[ヨコオタロウ]
『SINoALICE‐シノアリス‐』原作・クリエイティブディレクター。そのほか『ニーア』シリーズ、『ドラッグオンドラグーン』シリーズなどのゲームディレクターを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
13
シノアリスという携帯のアプリゲームを元にした小説です(∩´∀`∩)。昔、やってて懐かしいなーと思い、読み始めました。不思議な国のアリスやシンデレラ等童話の主人公達がでてきますが、みんな病んでるというかそんな感じです。面白かったけど、アプリをしてる人向けだろうなー。また再ダウンロードしたくなりました。2022/05/18
虚と紅羽
12
童話を元にした作品において未だSINoALICEを超える醜悪で闇が深い作品を見たことがない。作り込まれた設定と鬱々とした雰囲気、核心に踏み込ませず繋がりをあちこちに散りばめた作品の全体像作りはお見事。 ライブラリに居るのは現実編の彼女達と童話の彼女達が融合したモノでOKか?未だ融合編までいってないから分からない。早々に続きをやらねば。 この小説における彼女達は複数いる彼女達の一人という予想で概ね間違いないはず。悪夢に成り果てた彼女達の闇を垣間見た。中にはこれでバックストーリーが見えたキャラもちらほら……2020/08/12
儚
5
ゲーム内ストーリーのif話的な感じ。だってライブラリには無数のキャラクターたちがいて、何度も死んで何度もコロシアイをする。沢山のキャラがいるので書ききれないけど、いばら姫とアラジン、ドロシーの話が特に好きだった。挿絵も良い感じ。黒い悪夢ってハフメアかメアのほうかな。そして最後に残るのはいつもの三人って感じだし人気キャラだねスノウ。2021/03/22
サトロ
1
童話の各キャラクター達がそれぞれの信念をもとにやらかすお話。ゲームと繋がるでもなく童話スタートなので単純にダークファンタジーとして読んでもよし。この中ではドロシーと三匹の子豚が生き生きとしてて良いですね。狂気チックとはいえ。2024/04/01
森陰五十鈴
1
如何にもシノアリス的物語。 ゲームで見てきた〝らしい〟ものもあれば、新しい視点からの新鮮なものもあった。 特に、いばら姫とかぐや姫がそれ。私には新しい解釈に感じられて、気に入ったエピソード。 もっと他のパターンも読めたらと思った。当初期待していた以上の満足度。2022/05/02
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