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出版社内容情報
絶対的な力への想いが、新たな罪を生む──。
力を得るため、人造人間・グリードを受け入れることを望んだリン。“闇”に染まった軍上層部を前にしても、己の望みを叶えることを諦めないロイ。そしてエドは自分の覚悟の無さを悔い、イシュヴァールでの過去をリザに問う。立ち止まる暇など、そこにはない───完全版10巻登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
17
リンはグリードによって体を呑み込まれる。エドやアルはただ、それを見つめるばかり。その時、スカーとリン・パオが現れて……という10巻である。さらに後半は、イシュヴァ―ル殲滅戦という戦いが始まってしまう。キング・ブラッドレイ大総統以下、マスタング少佐・ヒューズ大尉・アームストロング少佐などいろいろな軍人が出てくるのであるが、やはりこの巻最大の軍人は、キンブリー少佐であろう。まあ、あとはもう読むしかないってば。……というわけで次は11巻です。ではでは、また。2021/04/21
GM職員
16
待望の初読み作品、戦禍の第10巻。第55話~60話。前半は前巻の続きと後始末。リンの賭けは今後どう転ぶか、また少しづつ変わってきている(ような気がする)スカーも、野望阻止の一助となってほしいところ。鍵は練丹術でしょうか。主人公サイドは悔しいけど、今は堪えるとき。そして後半は、改めて語られる先の内乱の話。軍部よりに言えば内乱だけど、これは圧倒的戦力差のもと行われる虐殺です。“紅蓮の錬金術師”何者だコイツ。それから、昨今たまに目にする「やらない善より、やる偽善!」ウィンリィのお父さんの言葉だったんですね…。2018/01/03
まつじん
13
表紙は暑苦しいですが、中身はもっと暑苦しい・・・つーか息苦しいです。大総統とのやり取りに続いてイシュバール殲滅戦の回想とひたすら重苦しく物語が続いていきます。よくまぁ連載続けられましたね、と思ってしまうくらい”重い”です。でもそう思ってもやっぱり引き込まれてしまうんです。2012/01/21
混沌工房
11
物語はイシュヴァール戦へ。戦争でも内戦でもなく、ホントに『殲滅戦』。あんな戦いに参戦してたら、まともな神経ではもたないだろう。戦に参加する前と後では、リザの目つきがまったく違っているし。「一人の命はその者一人分の価値しか無く、それ以上にもそれ以下にもならん」「死から目を背けるな。前を見ろ。貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ」…ファンタジー漫画でこんなにも重い戦争を取り上げた作品って、数少ないよね?2012/01/27
オタヲイ
10
表紙キターーこれ!けど内容がイシュヴァール殲滅戦という暗い話…表紙と内容のギャップが激しすぎ(笑)2013/03/28