内容説明
月の人類は人恋しい。地球の文明は崩壊し、人類は月へと移住した。そんな月面世界にある学園の校舎裏、「寂しがり屋」月裏(つきうら)チュチュ美と「卑怯者の息子」玉宮砂山(たまみやさざん)は引きよせられるように出会った……。寂しさから発病する“うさぎ風邪”をとりまく、若者たちの静かで優しい事情が始まる。
著者等紹介
日日日[アキラ]
小説家。漫画原作者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柏葉
3
ほのぼのした日日日。あまり趣味ではない。イラストからして田中ロミオ「人類は衰退しました」を目指した感じ。設定はこっちの方がしっかりしているけど、SF(すこし・ふしぎ)感はロミオの方が勝ってる。 悟ったようなチュチュ美さんが結構好きだけど、ほんのたまーに説教くさく感じる。キシュ奈ちゃんが恐ろしいです。平和な日常にまぎれこむ非日常だわ。2011/08/21
秋庭誠
2
【人間は寂しがりやなんだよ】☆8 あとがきで作者自身が語っているように、分厚い本。すいすい読めてしまった。「うさぎさん惑星」と呼ばれるようになった、月を舞台にした話。あらすじだけ聞けば、ほのぼの系のように感じるが、いろいろ人間(?)関係がギクシャクした話になっています。恒久的平和なんぞ、ないっ話。でも読んで損はないと思います!2013/02/11
ユウ@八戸
2
流れるプールで流されるチュチュ美さんが可愛い…。2011/02/26
straw
2
ほのぼのした雰囲気が楽しい。ただ、この種差を簡単に越えられるほのぼの感は人類の衰退を意味するものでもあるん。2010/02/12
エリオちゃん
1
日日日先生の小説は面白いなぁ。 理想郷モノ、毎回テーマを教えてくれるから勉強になる。2018/12/22
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