ガンガンコミックスＯＮＬＩＮＥ アルバローズの猫 〈１〉

カラス

スクウェア・エニックス（2009/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 19cm
• 商品コード 9784757527010
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぱんなこった]

初読み作家さん。これは…漫画というかイラスト集というか全ページフルカラーという驚きの造り。物語はよくある暗殺者物のようだが、登場人物の心境を極めて細かく深く追求し表現しようと試みられていて好感。ゆえに他がやや欠け読み辛い側面が目立つ。あえて言うなら綺麗ではあるが絵を中心に魅せるには不足を感じる。また独特のコマ割り進行の本編ゆえに追加のギャグページは分かりやすく区切って欲しかった。既存の漫画に飽きたなら一読の価値は有り、万人向けではないけど個人的には好きな作品。

2015/10/12

[なにがし]

サイケにゴシックでゴッテリと刺さるように甘い毒酒みたいな作風。酔える人は果てまで酔ってしまうだろうけれど、万人の口には合うものではありませぬ。

2009/12/12

[NeiGe]

絵が綺麗。なんとなく楠本まきや中村明日美子を連想させていい感じ。

2009/12/10

[祐樹一依]

【△】殺し屋の「猫」の物語。散文的というか、詩的というか。物語は唐突に切り取られたような心の欠片がばらまかれているみたいな感じ。不安定な登場人物の心情をそのまま絵に現わしたみたいにページの構成も不安定になるので、読みづらい面が強く出てしまっているのが勿体無いといえば勿体無い。どうして彼らはそう考え、そう動くのかが伏せられているみたいなので、こちらも色々想像しながら、「絵本みたいだ」という第一印象の如く、詩を読むような気分でゆっくりと味わう類いの本かも。

2011/11/02

[おろか]

再読。ページの作り、内容、ポーズなどに一種のセンスを感じます。二色刷りのような色合いが好きです。

2011/07/03