Comic novels<br> 小説 スパイラル 推理の絆〈4〉幸福の終わり、終わりの幸福

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小説 スパイラル 推理の絆〈4〉幸福の終わり、終わりの幸福

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  • サイズ 新書判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757511811
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

小日向くるみは鳴海清隆との推理対決に勝てずじまい。そこに羽丘まどかや清隆の弟・歩の想いもからまり、新たな事件へ!折り紙と競馬による鉄壁のアリバイを崩しにかかるくるみだが、思いもよらない難題にぶつかり、歩のサポートを得ることに…。歩の推理は?くるみの勝敗は?そして清隆が最後にみせる切り札とは?ガンガンNET掲載の前哨戦二編も収録し、「スパイラル」外伝、ここに完結。

著者等紹介

城平京[シロダイラキョウ]
6月15日生まれ、奈良県出身。第8回鮎川哲也賞最終候補作「名探偵に薔薇を」(創元推理文庫)にて長編ミステリデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

46
小説版の完結編。弟が本編の主人公らしいが鳴海兄弟がイイ感じ。2014/02/05

ひめありす@灯れ松明の火

20
自分の力を信じる者は、運命だって越えられる。そしてただひとつ、少年に与えられた力は「推理する」こと。出逢った時から叶わぬことを定められたリリカルな初恋。地獄の様な女の純愛と、件が賢しらしく告げる終わりの予兆。常軌を逸した理性と、異常を来たした狂気。おかしいのはどちら?これは自分の力を信じて理不尽な運命に立ち向かっていった少女と、理不尽な運命を乗り越える力を持った少年の、最初で最後のボーイミーツガール。その出会いはきっと彼の人生に特別な変化と分岐をもたらしたはず。どうか、全ての『人』にとって首尾の良い結末を2014/03/29

ひめありす@灯れ松明の火

15
本編の致命的ネタバレを一部含む、三つの事件。小学生あー坊とまどかさんの出会いの場面が、場面の選び方も一つずつの文章もすごく好きです。狂気と正常の境目って一体何なのか。この上なく怜悧な狂気って存在するし、歪み切った正常もきっとあるんだろうな。そもそも人間の思考を二極化すること自体、最初から間違っているのかもしれない。でも、それをエモーショナルにではなくあくまで論理的に存在証明してしまう城平さんは、やっぱり凄いなあと思いながら読みました。その感じを時々読みたくなってしまうので、中々このシリーズ手放せないんです2011/01/05

coco夏ko10角

13
小説版の最終巻。小学生の頃の歩も登場するし、本編との繋がりも結構あるしで一番面白い巻だった。本格ミステリとしてもレベル高し。最後の最後でくるみのことが好きになった。これで小説全部読み終えたのでまた漫画読み返そう。2014/06/08

マヌヌ2号

5
傑作。作中で『論理的な狂気』と評される異形のアリバイの構成に痺れました。ぼくが読み取れたのは第一のアリバイ工作までで、それ以降は、くるみと同じように歩の推理によって作り出される“空中楼閣”を眺めているしかなかったです。人間は合理のみで行動することは出来ない。もし出来る奴がいたとしたら、その人は理性の怪物だ。ミステリというジャンルを読んでいると、時たま、そんな怪物たちが作り出した歪で美しい構造に出会うことがあるのですが、ぼくはそういうものを目の当たりにすると、つい魅了されてしまうのです。最高のミステリでした2019/07/09

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