洋書ラビリンスへようこそ―巨匠の珠玉の作品も未来の古典も!

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洋書ラビリンスへようこそ―巨匠の珠玉の作品も未来の古典も!

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757436589
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0098

内容説明

日々、好奇心の赴くままに膨大な洋書を読んできた翻訳家の乱読・多読な読書案内。読むほどに洋書や翻訳書やいろいろな本が読みたくなってくるエッセイ集。

目次

1章 イギリスの小説(洋書を読みたい人必読。ウィリアム・トレヴァーの小説は最高である―『丘の独身者たち』ウィリアム・トレヴァー;サッチャー時代の英国を一人の青年の目を通して描いたブッカー賞受賞作―『美の線』アラン・ホリングハースト ほか)
2章 アメリカの小説(アメリカで最も偉大な無名作家を一躍有名にした小説―『マーティン・ドレッスラー』スティーヴン・ミルハウザー;ヤッピーの恋愛と挫折を韻文で書いたインド系天才作家―『ゴールデン・ゲイト』ヴィクラム・セイト ほか)
3章 評論、伝記、そして英語論(「ニューヨーカー」の名物映画評論家による辛口風味の映画評大全―『映画五千一夜』ポーリン・ケール;SF作家アシモフの膨大な手紙をまとめたユーモラスな書簡エッセイ―『敬具、アイザック・アシモフ』スタンリー・アシモフ編 ほか)
4章 マニアックな世界(「世界消滅映画」をなぜ人は楽しむのか?―『ミレニアム・ムービーズ』キム・ニューマン;西洋の子供が恐れるブギーマンや妖怪異人を文化・社会的に洞察―『怖いよ、ブギーマン』マリーナ・ウォーナー ほか)
5章 エッセイ、旅行記(パタゴニアへの強い憧れが生んだ傑作旅行記―『パタゴニアにて』ブルース・チャトウィン;大作家の妹にして下宿屋の女主人が書いた英国下宿屋繁盛記―『何がマーゴに起こったか?』マーガレット・ダレル ほか)
特別付録 そして今日も本を読んでいる「未来の古典」との評価も!若手作家の深くて広い作品世界に驚嘆―『ありふれた人々』サリー・ルーニー

著者等紹介

宮脇孝雄[ミヤワキタカオ]
1954年高知県生まれ。翻訳家。早稲田大学政治経済学部在学中に「ワセダミステリクラブ」に参加。敬愛するミステリ評論家・翻訳家の小鷹信光氏の薫陶を受けつつ翻訳活動を始め、早川書房よりデビュー、今に至る。『死の蔵書』や『異邦人たちの慰め』などエンターテインメントから文学まで多様なジャンルの作品を翻訳。また翻訳に関するエッセイ、料理や英米文学・ミステリに関するエッセイ、評論も多い。現在、(株)日本ユニ・エージェンシーで翻訳教室を開講、専修大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

66
著者が読んだ様々な洋書を紹介する一冊なのだが、その紹介の手際が良くて滅法面白い。総じて読みたくなる本が多いが、英語がABCのレベルで止まっている我が身だと、紹介されている本に翻訳されているのがあまりないのばかりなのできついなあ。とりあえずチャトウィンの『パタゴニア』読もうかな。ブギーマンを考察した『怖いよ、ブギーマン』とか、キム・ニューマンのホラー書評やとか絶対面白いと思うのだけど。あと原文と訳文が同時に収録されているので、英語の勉強復讐にもいいかも。本の魅力と翻訳のコツ、同時に教えてくれる良書でした。2021/06/19

ルカ

46
タイトル通りラビリンスですね。どの項目も、こだわりの一冊で、洋書の初心者には気軽に読めそうな本が無かった。私が思っていた内容とは違っていたので残念。 しかし、洋書を読み慣れている人や、いつもとは違った洋書を読みたい人には良いかもしれません。2021/01/26

M H

22
洋書の魅力を軽妙に開陳するエッセイ第3弾。相変わらず英語がわからなくても面白い。前2作「翻訳地獄へようこそ」「洋書天国へようこそ」よりは選書がマニアックかな?トレヴァー(宮脇さんが翻訳中の「ディンマスの子どもたち」いつ出るかな…)、ミルハウザーといったおなじみの作家による小説以外にも映画評論、ゴス、旅行記など多彩。日本滞在記が紹介されているピーター・ケアリーはもっと小説訳されないかな。2020/12/22

くさてる

18
洋書を読みたい人へのブックガイド、ではあるけれど、洋書ハードルが高い私のような人間にも楽しめるブックガイドでした。なかには翻訳がある本も。シャーリイ・ジャクスン「なんでもない日」の紹介があったのは嬉しい喜びでした。しかし、こうやって眺めてみれば、もし英語が読めたなら読書の喜びは何十倍、何百倍にも広がるのだろうなあという当たり前の思いにため息が出ます。そして、そんな本を翻訳してくださる仕事の尊さも実感しました。2021/05/01

テイネハイランド

14
図書館本。英語雑誌「マガジンアルク」への連載をまとめたものです。同著者の二冊の本(「翻訳地獄へようこそ」「洋書天国へようこそ」)に比べると、今回紹介されている本にはマイナーなものが多い気がしますが、最後まで興味深く読むことができました。それぞれの紹介は、トータル5ページほどの枚数で、その中で必ず原文の引用があり、その紹介の仕方が宮脇さんは上手だなといつも思います。分離不定詞(to seriously consider)をアナウンサーが使うと抗議の電話や投書が殺到するという話(p.204)が面白かったです。2021/01/31

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