内容説明
第2言語習得と母語習得の類似点や相違点を見ていくことで、日本における「英語教育」にとって最適なアプローチは何かを探る。言語習得のプロセスや理論を体系的にわかりやすく解説。英語指導や学習の「バックボーン」となる知識を丁寧かつわかりやすい解説とともに提供。読者は自身の指導や学習を振り返りながら言語習得理論を体系的に学ぶことができる。指導・学習のクオリティ向上に役立つヒントが満載。「学習者のエラーが何に起因するのか」を知ることで指導者は的確な指導を、学習者はより効果的・効率的な学習を行えるようになる。「言葉の学び」に関わる全ての人必読の一冊。
目次
第1章 子どもの母語としての英語習得の実際
第2章 大人の英語習得の実際(1)―子どもの母語習得と似ている点
第3章 大人の英語習得の実際(2)―子どもの母語習得と違う点
第4章 どうやって言葉は習得されるのか?―母語習得の理論
第5章 どうやって第2言語は習得されるのか?―第2言語習得の理論と教育アプローチ
第6章 言葉の学び方―第2言語習得モデルから得られる英語学習と教育へのヒント
著者等紹介
和泉伸一[イズミシンイチ]
神奈川県小田原市生まれ。東京国際大学国際学科卒業(在学中に交換留学生としてSouthern Oregon State Collegeへ留学、B.A.in Political Science取得)。その後、日本で英語を教えた後、南イリノイ大学カーボンデール校へ留学、M.A.in Applied Linguistics取得。ジョージタウン大学にて、Ph.D.in Applied Linguistics取得。南イリノイ大学東アジア言語文化学科講師、ジョージタウン大学言語学科講師、ハワイ大学マノア校客員研究員、オークランド大学(ニュージーランド)にて客員研究員を経て、上智大学外国語学部英語学科学科長、言語学大学院、教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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