内容説明
グローバルコミュニケーションに万能の「処方箋」はない。その時々の状況、立場の違い、力関係などを考慮した上で、相手と自分の目的を達するために、最適なアプローチを選ぶ必要があるのだ。本書では実例に基づいたさまざまなケースを、3つのアプローチでリアルにシミュレーション。問題を解決し結果を出すための、心構えと表現を学ぼう。
目次
1 魅力的な話し手だと思われるために―イタリアの部品メーカーからの買い付け(力関係を作り上げる;この人は違うと思わせる;積極性を感じさせる;自分や自社をそれとなくアピールする)
2 ビジョンを魅力的に話すために―ベトナム事業所の立て直し(話を聞く気になってもらう;批判に耳を傾ける;共感を確立する;ストーリーを通してビジョンを示す)
3 人を育てるために―中国人管理職の育成(優しく厳しく注意をする;評価をしながら育てる;フィードバックをする;より高いレベルを求める)
4 テーマを掘り下げるために―アメリカ企業で存在感をアピールする(誰もが参加できる英語レベルを設定する;矛盾点を指摘する;勇気を出して異なる意見を述べる;新しい視点を持ち込む)
5 チャレンジ精神を鼓舞するために―ガーナでビジネスを立ち上げる(チャレンジを魅力的に見せる;夢を与える;仕事を具体的に伝える;それぞれの仕事を生かす)
著者等紹介
田中宏昌[タナカヒロマサ]
明星大学教授。専門分野はビジネス社会における英語でのコミュニケーション研究。1999年から2001年までNHK教育テレビ『英語ビジネスワールド』の講師。国内外の企業や団体で研修プログラム開発のコンサルティングを実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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