内容説明
外国語習得の工夫・ヒントは好奇心溢れる日常にあり。「言葉」を愛せば、学習はもっと楽しい。『ダーリンは外国人』でおなじみトニーのホンネがわかるエッセー集。
目次
第1章 僕はオタクではない(今日は何語にする?―本が(本当に)話しかけてくるとき
「私を十分愛していないのでは?」―言語愛の話
「ピアノ」を追いかけて―アジアで ほか)
第2章 物好きでもない(言葉を返せ!―僕の母語が英語になった理由;発音できない言語―舌打ち音に挑戦;エクストリーム語学―ちょっと喉につまる話 ほか)
第3章 ポリグロットなのだ(ポリグロット脳;ピンチなければチャンスもない?;辞書が邪魔じゃん ほか)
著者等紹介
ラズロ,トニー[ラズロ,トニー][L´aszl´o,Tony]
ハンガリー人の父とイタリア人の母の間に生まれ、米国に育つ。自他ともに認める語学好き。1985年より日本を拠点としてライター活動を開始。92年から多文化共生を研究するNGO「一緒企画(ISSHO)」を運営
小栗左多里[オグリサオリ]
岐阜県生まれ。1995年月刊「コーラス」(集英社)にて漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
43
《図書館本》おもしろい、とにかくおもしろい。トニーさんの文章とさおりさんの絵が絶妙にマッチしていて思わず笑ってしまう。さすが夫婦、それも仲の良さがダイレクトに伝わってくる。さて本題の‘多言語学習の魅力と誘い’についてだが、とても興味深い。とかく影響を受けやすい私はさっそく現在取り組んでいる英語のほかに、フランス語も勉強してみたいなあ、「失われた時を求めて」を原書で読めるようになりたいなあ等と勝手に夢を見始めている。ともあれ、本書を通じて母語以外の他言語・多言語学習の魅力を知ることができた。おすすめの1冊!2017/08/14
Ayaka
26
めっちゃいい本だった。やっぱり語学中毒な人の本は最高。2015/03/06
AKIKO-WILL
22
ダーリンは外国人の著者の夫トニーラズロさんの語学マニア?語学オタク?エッセイ!今や日本でも珍しくないバイリンガルやトリリンガルですがそれ以上に多数の言語を学ぶ話す人をラテン語由来で「マルチリンガル」ギリシャ語由来で「ポリグロット」と呼ぶそうですが、トニーもこのポリグロットとして言語愛を多いに語ってます!ハンガリー人の父とイタリア人の母を持つトニーですが、アメリカで育った故に両親の言語ではなく英語が母国語という彼が何故言語にハマっていったのか?トニーが勝手に考えた造語、トニー語も面白い!世界には7000もの2013/05/21
あつ子🐈⬛
21
『ダーリンは外国人』シリーズでおなじみトニーさんの、多言語使用のすゝめです。 "英語にあきたら"どころか、中学生英語で日々お茶を濁しているわたくしですが、言語を学ぶことは大好き。学び続ける人も大好きです。ここはトニーさんに倣って、久しく離れていたドイツ語と中国語の勉強を再開しようかなー(泥沼の予感。)2019/05/11
びっぐすとん
17
110円本。うーん、期待したほどではなかったかなというのが本音。同じ本を違う言語で読み比べるとか、勉強法とか取り組み方については参考になるが、結局トニーさんは英語と日本語以外は何ヵ国語勉強して、それぞれどれくらいのレベルなんでしょうか?どれくらいのレベルを目指すかによっても勉強の仕方は変わるだろうし。日本語は一億二千万人の話者がいるといっても(結構な数だ)、ひとたび日本を出るとほとんど話者がいないというのは、確かに外国語を勉強する必要に迫られるチャンスでもあるけど、ピンチをチャンスにする機会がないなあ。2021/02/01
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