出版社内容情報
日本語教師の醍醐味は、授業という日々の舞台にあります。その舞台の成功のために必要不可欠なものが、授業する力、「授業力」です。
本書は、『月刊日本語』2003年4月号から2004年3月号までの連載「教育実習で“授業”を学ぼう!」を、大幅に加筆修正した1冊。実習生の習太と実帆子の授業などを素材にしながら、指導教員・導夫先生との話し合いや、改善案を通して、授業力向上につながる多くの視点を提供しています。
「授業力」といっても、どこかで定められた唯一絶対の力について述べるわけではありません。読みながらあなた自身の「授業力を磨くために必要なこと」を考えてみてほしいと思います。きっと大きな気づきが得られるに違いありません。
目次
「授業力」について考えよう
教案について考えてみよう
授業の目標を明確にしよう
実際の使用を考えよう
授業中に学習者を見よう
教科書の前後を見よう
語彙の導入を考えよう
ゲームの目的を明確にしよう
練習について考えよう
スモールステップにしよう
使えるように教えよう
知識を実践に生かそう
ドリルについて考えよう
文法を分析しよう
文法説明を考えよう
類義語を分析しよう
「教える」について考えよう
評価について考えてみよう
聴解教育を考えよう
会話教育を考えよう
音声教育を考えよう
授業を見てみよう
授業を振り返ってみよう
日本語教師に必要なものを考えよう
自己教育力を伸ばそう
実習について考えよう
「授業力」を高めよう
著者等紹介
河野俊之[カワノトシユキ]
横浜国立大学教育人間科学部助教授。名古屋大学大学院文学科日本言語文化専攻博士後期課程中退。修士(学術)。同志社女子大学短期大学部研究助手、専任講師、同志社女子大学助教授を経て、現職
小河原義朗[オガワラヨシロウ]
北海道大学留学生センター助教授。東北大学大学院文学研究科日本語教育専攻博士後期課程修了。博士(文学)。東北大学文学部助手、国立国語研究所日本語教育センター第一研究室研究員、独立行政法人国立国語研究所日本語教育部門第一領域研究員を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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