出版社内容情報
ビジネスメールから個人向けメールまで全対応
英文Eメールの書き方を基本から教えます!
【本書の特長】
1.英文Eメール特有のスタイル、書き方のコツを詳説
紙のレターや日本語のメールとは異なる書き方やマナーを丁寧に解説。国際ビジネスにも通用する洗練された英文Eメールが書けるようになります。
2.目的・用途別にすぐに使える豊富な例文
自己紹介、問い合わせ、アポを取る、反論する、…など15の目的・用途別に、頻出かつ効果的な例文を数多く掲載しています。
3.楽しく読めて力がつくサンプルメール
58本のサンプルメールは章ごとにメインの登場人物が同じなので、一連のストーリーのように楽しく読むことができます。詳しい解説つきで、話の展開のしかたがよくわかります。
さらに、新装版でバージョンアップ!
英文にはすべて日本語訳をつける、サンプルメールから「覚えておきたい表現」を抽出するなど、より学習しやすくなりました。メール用語等は最新のものに更新、レイアウトもすっきり読みやすくなりました。
本書は1999年にアルクより刊行された『1000語で書ける英文Eメール講座』の新装版です。内容は一部加筆修正されています。
著者:塩澤正(中部大学人文学部英語英米文化学科教授) 発売日:2005年8月29日
本のみ(210×143×11mm、253ページ)
[目次」
はじめに
この本の構成
【第1章】
ビジネス上の衝突を回避する ――
英文メールの基本戦略とは?
その詳細と使い方 ~
1. 日本人が書く英文メールとは?
2. トラブル対処のための“戦略”
3. 相手とのパワーバランスが成功の鍵
4. パワーバランスを判断するヒント
【第2章】
「どうかお願いします」から「絶対にやれ!」まで ――
相手を動かす144の依頼パターン
12×12の基本戦略があらゆるシーンを網羅 ~
第2章の構成<図説>
戦略 A 意図をぼかす&相手の負担を軽減する
A 1 相手が行動を起こしやすいようにする
A 2 本心をカムフラージュして伝える
A 3 相手が返事を書きやすいようにする
A 4 相手の負担を軽くする
A 5 堅苦しい表現をやわらげる
A 6 言いにくい知らせをカムフラージュする
A 7 要求の難易度を低く見せる
A 8 主語をモノに置き換える
A 9 表現をやわらげる
A10 相手の感情に配慮する
A11 相手に選択の余地があることをほのめかす
A12 “すでに決まっている”という前提で書く
戦略 B 仲間意識を持たせる
B 1 自分の影響力を利用する
B 2 相手を取り込んで、同意を得る
B 3 相手を仲間に入れる
B 4 相手を自分の味方につける
B 5 相手の要望を認める
B 6 共同戦線を張る
B 7 同意してくれる相手から行動を引きだす
B 8 あなたが抱えている問題を理解してもらう
B 9 自分の影響力の弱さを克服する
B10 自分への信頼を確立する
B11 エキスパートが持つ説得力を利用する
B12 自分の発言の信頼度を高める
戦略 C 説得する
C 1 地位の高い人に仕事をしてもらう
C 2 肯定的な姿勢を印象づける
C 3 恥ずかしいミスを防ぐ
C 4 変更するチャンスをあたえる
C 5 絶対にやらなければならない状況にする
C 6 疑問があるときには質問する
C 7 すでに決定している事項を伝える
C 8 緊急性を強調する
C 9 褒めることで、仕事を評価する権利を示す
C10 実行を迫る
C11 要素の多さを強調する
C12 言い逃れのチャンスをゼロにする
戦略 D 事情を説明する
D 1 責任を共有する
D 2 自分の威厳を保つ
D 3 自分への批判を受け入れる
D 4 好ましくない報告には、“より大きな力”を利用する
D 5 プレッシャーを取りのぞく
D 6 カジュアルな表現で雰囲気をやわらげる
D 7 あえて責任を問わない
D 8 好意的な態度で率直に伝える
D 9 相手に逃げ道をあたえる
D10 相手の責任を個人レベルで明確にする
D11 約束を破った責任を個人レベルで問う
D12 ミスをミスであると明言する
戦略 E 遅延の説明をする
E 1 自分が手を尽くしたことを示す
E 2 相手の地位を考える
E 3 遅延に備えて、少し余裕を持っておく
E 4 遅れを丁寧に伝える
E 5 自分のミスではないことをほのめかす
E 6 協力的態度を求める
E 7 締め切り日に幅を持たせる
E 8 協力を得る
E 9 相手側の原因を指摘する
E10 相手の立場から状況を見る
E11 遅れを率直に伝える
E12 理不尽な締め切りを断る
戦略 F 締め切りを設定する
F 1 丁重に通告する
F 2 難しい要望に対して、同情の気持ちを表す
F 3 仕事から逃げられなくする
F 4 無理な締め切りはあきらめる
F 5 急ぐよう相手を励ます
F 6 緊急性を再度強調する
F 7 理にかなった形で迅速に対応させる
F 8 相手がどれだけ遅れているか強調する
F 9 なぜ今でなければならないのかを示す
F10 今すぐ必要だと伝える
F11 遅延を禁じる
F12 最終締め切り日を指定する
戦略 G 立場や地位の力を反映させる
G 1 相手の立場を認識する
G 2 嘆願する
G 3 組織力を行使する
G 4 相手を持ち上げる
G 5 相手のメンツを守る
G 6 書き手の立場を上にする
G 7 相手の目にとまる自己紹介を盛り込む
G 8 自分の依頼に“はく”を付ける
G 9 専門家としての地位を利用する
G10 少し冷たく接する
G11 権力を行使する
G12 権力が明確なら、それを行使してかまわない
戦略 H プレッシャーをかける
H 1 相手に義務感を植え付ける
H 2 地位のある第三者からのプレッシャーを利用する
H 3 選択肢をオープンにしておく
H 4 緊急性がもたらす効果を利用する
H 5 問題を認識しつつ、自分の立場を崩さない
H 6 自分の権力をさりげなく表現する
H 7 個人レベルでプレッシャーをかける
H 8 相手を満足させただけで終わるのを避ける
H 9 議論を先取りする
H10 “やむを得ず”強制する
H11 問題に正面から取り組む
H12 相手に選択の余地をあたえない
戦略 I 強調する
I 1 やさしい言い方で思い出させる
I 2 互いの理解を一致させる
I 3 躊躇しつつ、疑念をダイレクトに伝える
I 4 うんざりしていることを伝える
I 5 相手の廉恥心に訴える
I 6 自分が真剣であることを伝える
I 7 自分の手には負えないことを示す
I 8 自分個人からの依頼であることをアピールする
I 9 躊躇せず、疑念をダイレクトに表現する
I10 返答するようプッシュする
I11 キツイ催促をする
I12 自分の常識を説明する
戦略 J 反論する
J 1 訂正の要求をカムフラージュする
J 2 躊躇しつつ、反対の証拠を提示する
J 3 個人的好意を保つ
J 4 わずかな期待を持たせる
J 5 相手の要望を“自己中心的”と位置づける
J 6 2段論法で反論する
J 7 拒否に対する心の準備をしてもらう
J 8 誤った期待を抱かせない
J 9 躊躇せずに反対の証拠を提示する
J10 相手に説明を求める
J11 ミスであることを明確に述べる
J12 真正面から反対する
戦略 K 拒否する
K 1 期待に沿えないことを伝える
K 2 悪い知らせを聞く準備をしてもらう
K 3 わずかに希望を残す
K 4 交渉のドアを“少しだけ”開けておく
K 5 メリットに触れつつも提案を断る
K 6 あなたの痛みを相手に伝える
K 7 真正面から丁重に断る
K 8 真正面から拒否する
K 9 変更を拒否する
K10 承諾していない行為を制止する
K11 こちらのスタンスをはっきりさせる
K12 交渉のドアを閉じる
戦略 L 行動を起こすよう要求する
L 1 ソフトに要求する
L 2 頼んだ通りにやってもらえると仮定する
L 3 こちらの状況や相手に求めていることを説明する
L 4 依頼をリストにする
L 5 相手をもうひと押しする
L 6 相手が嫌がる仕事をきっぱりと依頼する
L 7 指示することを恐れない
L 8 顧客としての立場の強さを利用する
L 9 “No”という回答を認めない
L10 服従を要求する
L11 少しだけ感情的になる
L12 キツイ質問をぶつける
【第3章】
英文メールはこう使い分ける!――
30の状況を乗り切るための
「ソフトなメール」vs.「キツイメール」
比較するとよくわかる基本戦略の応用 ~
第3章の構成<図説>
状況 1 相手が行動を起こさない
状況 2 相手のサポートが十分でない
状況 3 基本的なデータが間違っていた
状況 4 相手の提案に肝心の部分が欠けている
状況 5 相手の案に重大な問題がある
状況 6 相手がこちらの製品名を間違えている
状況 7 相手が反対している方向に仕事を進めたい
状況 8 相手が提示した締め切り日に無理がある
状況 9 相手が承認手続きを無視した
状況10 相手が用意したデータが不完全だった
状況11 相手に事実誤認があったため、その決定も間違っていた
状況12 自分の部下のミスを説明しなければならない
状況13 支社のスタッフの考えが自分と異なる
状況14 相手が同意事項を破り、しかも指示に従わない
状況15 相手の理不尽な要求に、反対の立場をとる
状況16 相手はこちらが未払いだと主張している
状況17 プライドの高い相手に確認を求めたい
状況18 相手は価格に関する合意事項を撤回した
状況19 相手は市場動向を考えずに高い価格を要求してきた
状況20 相手は実行したと言っているが、まだやっていないようだ
状況21 相手の提案に魅力が感じられない
状況22 相手がクレームに対して理不尽な回答をしてきた
状況23 相手が送ってきたものに、不足や間違いがあった
状況24 相手が法律に違反している可能性がある
状況25 相手がこちらの指示に従わない
状況26 在庫が不足しつつあるため、相手の援助が必要になった
状況27 相手は支払いを約束したものの、その気配がまったくない
状況28 相手が送ってきたデータには抜けがあり無意味だった
状況29 相手が約束通りのことをしてくれない
状況30 相手の対応が二転三転し、誠実さに欠ける
コラム ―――― 絶対相手に無視されない英文メールの書き方
おわりに
インデックス ―――――― 英語キーワード・戦略索引
【付録】
ソフトからキツイまで5段階に分類――
依頼表現100
すぐに使える実践用フレーズ ~
依頼表現100の構成
表現の強弱を使い分ける9つの方法
依頼表現 1~ 5 可能性の打診&希望の伝達
依頼表現 6~20 ソフトな依頼
依頼表現 21~41 ソフトかつポジティブな依頼
依頼表現 42~66 締め切り日や条件付きの普通の依頼~キツイ依頼
依頼表現 67~79 ソフト~普通程度の指示・指令・命令
依頼表現 80~100 直接的な命令
内容説明
本書はまだ英語でのEメール交換には不慣れな方々のために、基本的な書き方や利用方法をつづったものです。
目次
序章(Eメール英語の特徴とは;英文Eメールの基本フォーマット)
第1章 効果的なEメールを書くコツ(英文Eメールは英語で考え、英語で書こう!;回りくどくなく、かつ丁寧なEメールを書くコツ;「書か」なければ、「書ける」ようにならない!;短く・単純なEメールは好感度大! ほか)
第2章 目的・用途別のEメールの書き方(「拝啓」と「敬具」はどう言う?―英文Eメールの決まりごと;初メールは丁寧に!―自己紹介する;「簡潔」かつ「完全に」がキーワード―ビジネスメール;「何」を「どう」聞く?―問い合わせ ほか)
資料編