柴田元幸と9人の作家たち―ナイン・インタビューズ

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柴田元幸と9人の作家たち―ナイン・インタビューズ

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757407817
  • NDC分類 930.27
  • Cコード C0098

出版社内容情報

翻訳家柴田元幸が取材した究極のインタビュー集

翻訳家柴田元幸が敬愛する現代作家たちを訪ね、「声」を訊き、そして、その声を翻訳した! ポール・オースター、リチャード・パワーズ、T・R・ピアソン、カズオ・イシグロ、そして、村上春樹を訪れインタビューしました。村上春樹との対話以外はすべてCDに収録されています。CD収録の英語インタビューは、柴田元幸みずからが編集し翻訳しました。すべての文学ファン、翻訳家や小説家を志望する方々におすすめです。作家が率直に語る「小説の作法」に、ぜひ耳を傾けてみてください。

編・訳:柴田元幸 発売日:2004年3月30日
本(217×158×20mm、308ページ)+CD2枚(68分、66分)

[目次]

Preface
柴田元幸、作家に会いに行く

A Literary Map of the Nine Writers/Who Are the Nine Writers?
取材スケジュール・地図/作家プロフィール

Interview One: Siri Hustvedt
シリ・ハストヴェット
小説を書くとは、決して起きなかったことを思い出すこと

Interview Two: Art Spiegelman
アート・スピーゲルマン
僕に関心があるのは、コミックスにできてほかのメディアにはできないことだ

Interview Three: T.R. Pearson
T.R.ピアソン
阿呆にある程度喋らせておけば、そいつが阿呆だってことはいずれ見えてくる

Interview Four: Stuart Dybek
スチュアート・ダイベック
シカゴ出の青二才が書いたものを読んでくれる読者が日本にいると思うと本当に感動する

Interview Five: Richard Powers
リチャード・パワーズ
僕にとって〈心〉と〈頭〉は対極ではありません。心の知と頭の知のどちらかを選ぶ、なんて必要は感じない

Interview Six: Rebecca Brown
レベッカ・ブラウン
頭のなかで、音楽か呪文のように聞こえてくる感覚から作品がはじまる

Interview Seven: Kazuo Ishiguro
カズオ・イシグロ
つねに、どの時点でも、そのつど新しい声を見つけなくちゃいけない

Interview Eight: Paul Auster
ポール・オースター
現実が持っている、不思議で、意外な本質に、我々は本当に向きあってはいないんじゃないか

Interview Nine: Haruki Murakami
村上春樹
今この表層、地上レベルとは違う、オルタナティブがあるんだということは肉感的に感じさせたい



内容説明

柴田元幸が訪ねた、訊いた、そして翻訳した!作家が肉声(=英語)で語る「小説の作法」(村上春樹インタビューは日本語のみでCD未収録)。

目次

1 小説を書くとは、決して起きなかったことを思い出すこと―シリ・ハストヴェット
2 僕に関心があるのは、コミックスにできてほかのメディアにはできないことだ―アート・スピーゲルマン
3 阿呆にある程度喋らせておけば、そいつが阿呆だってことはいずれ見えてくる―T.R.ピアソン
4 シカゴ出の青二才が書いたものを読んでくれる読者が日本にいると思うと本当に感動する―スチュアート・ダイベック
5 僕にとって“心”と“頭”は対極ではありません。心の知と頭の知のどちらかを選ぶ、なんて必要は感じない―リチャード・パワーズ
6 頭のなかで、音楽か呪文のように聞こえてくる感覚から作品がはじまる―レベッカ・ブラウン
7 つねに、どの時点でも、そのつど新しい声を見つけなくちゃいけない―カズオ・イシグロ
8 現実が持っている、不思議で、意外な本質に、我々は本当に向きあってはいないんじゃないか―ポール・オースター
9 今この表層、地上レベルとは違う、オルタナティブがあるんだということは、肉感的に感じさせたい―村上春樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

92
オースター、パワーズ、カズオ・イシグロ、レベッカ・ブラウン、アート・スピーゲルマン、ダイベック、ピアソン、シリ・ハストヴェットへのインタビュー。CD付き。まず英語で聞いてみた。知らない作家は、声だけの印象では、レベッカ・ブラウンがirritatingで聞いてられず、パワーズが理知的だとの第一印象。内容を日本語で読んでから聞くと、味わいも変わる。よく読むところでは、オースターは予想より饒舌で、小説よりわかりやすく、イシグロは複雑なわかりにくい人だった。知らない作家を読んでから再読したい。2015/06/20

nobi

33
最初はそのまま次に薬味を載せて最後は出汁をかけて、な鰻茶漬けみたいに色々な楽しみ方ができるインタビューの本。私は付録のCDでその声を聴きながら英文を横目に見ながら訳文を読んでいった。翻訳家というよりチャーミングな批評家といった感じの柴田氏の誘導と間の手に乗って、時に軽口をたたきながら時に彼の指摘に触発されながら進む。作家の中の登場人物の存在の仕方も姿、声、言葉のリズム…と様々。文学という側面からだけでも現代の奥行きと広がりが見えてくる。それにしてもわずか9人の内3人それも一部の作品しか読んでいない。ああ…2015/12/06

tokko

15
前々から読みたいと思っていたので挑戦、でも日本語だけ(笑)村上さんはもちろんだけど、ポール・オースター、カズオ・イシグロ、レベッカ・ブラウンは作品を読んだことがあるので「ふむふむ」と頷きながら読めた。まだ作品を読んだことはないけれど、これを機に読みたくなったのはT・R・ピアソンとスチュアート・ダイベックで、リチャード・パワーズは僕に読みこなせるのかなぁという印象。本当は英語も読みつつCDも聞いて日本語を読むと何倍も楽しめるのだろうけど、それはまた今度。2018/03/10

Nobu A

11
まずはCDの生のインタビューを聴き、筆者の翻訳を一読。柴田先生の流暢で奇麗な英語に聴き入ってしまった。東京大学名誉教授で現在も精力的な翻訳家。日本人特有のアクセントがなく、若干のイギリス訛りを感じたので経歴を見たら、イェール大学院修士課程修了。なるほど東部訛り。村上春樹やノーベル文学賞受賞前のカズオ・イシグロも含む、筆者が敬愛する作家9名の職業観や代表作を深く知ることが出来、翻訳家との関係性も見え、とても興味深い内容。英語参考書としても翻訳参考書としても読める贅沢な1冊。装丁も粋で書架に飾っても映える。2019/04/07

メセニ

10
柴田元幸が自ら翻訳を手掛ける作家を中心に、敬愛する9人の作家たちの元へ訪れインタビュー行ったもの。本書が出版されたのは2004年、インタービューが行われたのは時期に幅はあるもののそれよりも数年前となにぶん内容が古い。当時と今とでは世の中のあれこれが変化しているし、作家自身にしてもそれは同じことかもしれない。それでもずいぶん興味深い話が聞けた。ありきたりな感想だけど、ものを書く人はこんなにも色々なことを考えているのかと。それぞれの作家の喋りのテンポやリズム、息遣いまで感じられる訳もとても良かった。2017/12/26

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