出版社内容情報
翻訳家柴田元幸が取材した究極のインタビュー集
翻訳家柴田元幸が敬愛する現代作家たちを訪ね、「声」を訊き、そして、その声を翻訳した! ポール・オースター、リチャード・パワーズ、T・R・ピアソン、カズオ・イシグロ、そして、村上春樹を訪れインタビューしました。村上春樹との対話以外はすべてCDに収録されています。CD収録の英語インタビューは、柴田元幸みずからが編集し翻訳しました。すべての文学ファン、翻訳家や小説家を志望する方々におすすめです。作家が率直に語る「小説の作法」に、ぜひ耳を傾けてみてください。
編・訳:柴田元幸 発売日:2004年3月30日
本(217×158×20mm、308ページ)+CD2枚(68分、66分)
[目次]
Preface
柴田元幸、作家に会いに行く
A Literary Map of the Nine Writers/Who Are the Nine Writers?
取材スケジュール・地図/作家プロフィール
Interview One: Siri Hustvedt
シリ・ハストヴェット
小説を書くとは、決して起きなかったことを思い出すこと
Interview Two: Art Spiegelman
アート・スピーゲルマン
僕に関心があるのは、コミックスにできてほかのメディアにはできないことだ
Interview Three: T.R. Pearson
T.R.ピアソン
阿呆にある程度喋らせておけば、そいつが阿呆だってことはいずれ見えてくる
Interview Four: Stuart Dybek
スチュアート・ダイベック
シカゴ出の青二才が書いたものを読んでくれる読者が日本にいると思うと本当に感動する
Interview Five: Richard Powers
リチャード・パワーズ
僕にとって〈心〉と〈頭〉は対極ではありません。心の知と頭の知のどちらかを選ぶ、なんて必要は感じない
Interview Six: Rebecca Brown
レベッカ・ブラウン
頭のなかで、音楽か呪文のように聞こえてくる感覚から作品がはじまる
Interview Seven: Kazuo Ishiguro
カズオ・イシグロ
つねに、どの時点でも、そのつど新しい声を見つけなくちゃいけない
Interview Eight: Paul Auster
ポール・オースター
現実が持っている、不思議で、意外な本質に、我々は本当に向きあってはいないんじゃないか
Interview Nine: Haruki Murakami
村上春樹
今この表層、地上レベルとは違う、オルタナティブがあるんだということは肉感的に感じさせたい
内容説明
柴田元幸が訪ねた、訊いた、そして翻訳した!作家が肉声(=英語)で語る「小説の作法」(村上春樹インタビューは日本語のみでCD未収録)。
目次
1 小説を書くとは、決して起きなかったことを思い出すこと―シリ・ハストヴェット
2 僕に関心があるのは、コミックスにできてほかのメディアにはできないことだ―アート・スピーゲルマン
3 阿呆にある程度喋らせておけば、そいつが阿呆だってことはいずれ見えてくる―T.R.ピアソン
4 シカゴ出の青二才が書いたものを読んでくれる読者が日本にいると思うと本当に感動する―スチュアート・ダイベック
5 僕にとって“心”と“頭”は対極ではありません。心の知と頭の知のどちらかを選ぶ、なんて必要は感じない―リチャード・パワーズ
6 頭のなかで、音楽か呪文のように聞こえてくる感覚から作品がはじまる―レベッカ・ブラウン
7 つねに、どの時点でも、そのつど新しい声を見つけなくちゃいけない―カズオ・イシグロ
8 現実が持っている、不思議で、意外な本質に、我々は本当に向きあってはいないんじゃないか―ポール・オースター
9 今この表層、地上レベルとは違う、オルタナティブがあるんだということは、肉感的に感じさせたい―村上春樹
感想・レビュー
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