出版社内容情報
『1000時間ヒアリングマラソン』のデータが明かす日本人の弱点
通信講座『ヒアリングマラソン』に連載中の人気コーナー「ディクテーション・コンテスト」。受講者は、毎月出題される課題文をディクテーションして投稿し、聞き取り・書き取りの正確さを試します。
本書は、このコーナーに寄せられた投稿5000件の分析データから生まれました。分析の結果、明らかになったリスニングの2大傾向とは…
1・「間違えやすい個所は集中します」
ある学習者が間違えたところでは、別の学習者も間違えます。
2・「間違え方も同じです」
1の間違い集中個所では、多くの人が同じタイプのミスをする傾向にあります。
本書では、日本人が陥りがちなリスニングの弱点に鋭く迫り、原因を探りつつ役立つアドバイスを提供します。
●あなたもディクテーションに挑戦できる!
「ディクテーション・コンテスト」の過去問から15題を取り上げ、読者の皆さんにも「実際にディクテーションしていただく」学習プロセスを取り入れています。
●「間違い上位ランキング」を掲載!
それぞれの課題文について、「どの個所で/どのように/投稿者の何パーセントが」間違えたかを示す「間違い率」を算出。その高い順に「間違い上位ランキング」として表示しています。答え合わせとともにランキングが明かされる仕組み。さて、多くの人が間違えたあの個所を、あなたは正しく書き取れるでしょうか?他者との比較を通して、自らのリスニング力を客観的に診断してみましょう。
●あなたが聞き取れない原因は、ここにある!
間違えっぱなしでは意味がありません。「何故多くの人が、同じ間違いをするのか」「どうしたら正確に聞き取れる・書き取れるのか」といった視点から丁寧な解説を付し、リスニングの本質に光を当てます。
●1日1題 取り組めば、15日(=3週間)で完成。
この3週間が、あなたのリスニングを変えます。
★話題沸騰の『続・日本人は英語のここが聞き取れない』も合わせてどうぞ!
【カスタマーレビュー】 コンパクトにまとめられており、しかも判りやすいので良書。他人にも勧められる。
Dictation の練習ができ、多くの人が間違えやすいポイントを取り扱っており、良かった。
一日分にやる分量が決まっていて、続けやすい。
日本人が聞き取りにくい点を具体的に示してくれるので、学校の英語教育にとても役立つ。
解説が親切でやる気がでる。データに基づいているため、納得させられる。題材がおもしろい。
車の中での時間調整時に使えるので丁度いい。ディクテーション用にメモ用紙をしっかり積んでいます。
書き込み式で手軽にできるところもよかった。
「なんとなく理解している」ことが、とてもあいまいで、正確さに欠けているのがわかった。
他の受講生の間違ったポイントを統計してあるというのが興味深い。
リスニングにおける聞き取れない部分に焦点をあてて、編集されているのが新鮮だった。リスニング対策書として期待が持てる。
冠詞の聞き取りができないのが、この本のおかげでわかった。
集中力がついた気がする。英語耳と日本語耳のきりかえができるようになったと思う。
1回8ページというきちんとした流れの構成が気に入った。
発売日:2003年9月6日
著者:松岡昇(まつおかのぼる 本(横148×縦210×厚さ11mm、148ページ)+CD1枚(43分)
[目次]
・はじめに
・「ディクテーション」って何?
・この本の使い方
WEEK 1
Unit 1(オリエンテーション)
(Part 1)
まず、準備運動から行こう! じっくり聞けば好調スタート
(Part 2)
意外に手ごわかった 「カタカナ」の落とし穴
Unit 2
投稿者の半数が間違えた おしゃべり中の2人のこと
Unit 3
油断が満点を遠ざける 細かい個所にミスが分散
Unit 4
中途半端な知識が災いし 投稿の9割で間違いが
Unit 5
聞き取るのは「音」と「意味」 あなたの苦手は、どちら?
コラム「ディクテーション現場リポート」
1・通訳になりたい人には必須の訓練
WEEK 2
Unit 6
わたしたちは、どうやら とっさの文法に弱いらしい
Unit 7
「見えない」音に意味がある 意外?それとも納得?
Unit 8
満点の答案を激減させた この失敗は要注意
Unit 9
最も間違えがちなのは シンプルだけど難しい単語
Unit 10
あるフレーズが実証した 「知識はディクテを変える」
コラム「ディクテーション現場リポート」
2・大学の授業で実証 その効果とは
WEEK 3
Unit 11
2人が1人が見過ごした 重大ミスは「節」にあり
Unit 12
96%が知らなかった 本当は柔軟な冠詞ルール
Unit 13
あなたのリスニング力不足 実は、判断力の不足です
Unit 14
正解率が100分の1 微細パーツは頭を使って!
Unit 15
苦手は英語の「てにをは」 つなぎの部分が実力を映す
コラム「ディクテーション現場リポート」
3・「米国流」ディクテに見る つづり事情
・出典
・この本はこうして生まれた
内容説明
本書は、アルクの月刊通信講座『1000時間ヒアリングマラソン』で連載中の学習コーナー、「ディクテーション・コンテスト」で得られたデータをもとに生まれました。それぞれの分析結果をランキング形式で示し、間違いの原因に迫ります。また、弱点を踏まえた上で復習できるよう、練習問題を付しています。
目次
まず、準備運動から行こう!じっくり聞けば好調スタート―わたしはだれでしょう?PART1
意外に手ごわかった「カタカナ」の落とし穴―わたしはだれでしょう?PART2
投稿者の半数が間違えたおしゃべり中の2人のこと―2人でディナーを
油断が満点を遠ざける細かい個所にミスが分散―空港利用者へのお知らせ
中途半端な知識が災いし投稿の9割で間違いが―おなかが痛いんです!
聞き取るのは「音」と「意味」あなたの苦手は、どちら?―路上生活者に愛の手を
わたしたちは、どうやらとっさの文法に弱いらしい―森林火災を防ぐ4つの簡単な手だて
「見えない」音に意味がある意外?それとも納得?―砂丘への小旅行
満点の答案を激減させたこの失敗は要注意―電子メールを申し込む
最も間違えがちなのはシンプルだけど難しい単語―航空券のアップグレード〔ほか〕
著者等紹介
松岡昇[マツオカノボル]
青山学院大学大学院国際政治経済研究科修了。国際コミュニケーション修士。専門は国際コミュニケーション、社会言語学。独協大学、東洋大学、淑徳大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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