出版社内容情報
日本語教師・分野別マスターシリーズ
文法がすべてではありませんが、やはり語学教育に文法は不可欠。でも文法に対して人々が抱くのは、どちらかというとマイナスイメージなのではないでしょうか。まずはこれまでのイメージを白紙に戻して本書を読んでみてください。「どのように文を構成するか」「どのようにすれば文を作ることができるのか」に重点をおいて、そして初級段階の日本語学習者に文法を教えることを念頭において構成されているので、実際の教育場面でも役立つことまちがいなしです。
CONTENTS
●文法について:身近な文章/文法の処理/日本語教育と国語教育
●文の構成:日本語教育における日本語文法の一つの見方/語順
●動詞と名詞―格助詞の役割:格と格助詞/動詞と名詞の結合/格助詞のその他の振る舞い
●名詞文と形容詞文:4つの短文/名詞文の構成/形容詞文の構成/「~です」の分類
●述語:活用/疑問の形式/動詞の活用/他の用言の活用
●動詞と時間:単文と時制/単文における動詞のアスペクト/従属節における動詞のアスペクト
●修飾:「修飾」への前提/修飾をめぐって/連体修飾/連用修飾
●その他の問題点:ボイス/副詞的従属節
●文法の指導:教育現場と文法/指導・訓練への示唆
●文字・表記:文字の性質と種類/文字と国語政策/平仮名/カタカナ/ローマ字/送りがな/漢字
●参考文献
●語彙索引 著者:藤原雅憲 本のみ
内容説明
日本語教育能力検定試験の傾向を徹底分析、受験対策は万全。トピックごとの解説と問題演習で日本語教育の重要分野をマスター。学習したことを実践でどう生かすか教育現場からのアドバイスを掲載。
目次
第1章 文法について
第2章 文の構成
第3章 動詞と名詞―格助詞の役割
第4章 名詞文と形容詞文
第5章 述語
第6章 動詞と時間
第7章 修飾
第8章 その他の問題点
第9章 文法の指導
第10章 文字・表記