ヒマラヤ古寺巡礼

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 32cm
  • 商品コード 9784757302594
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

 世界の屋根ヒマラヤ、数千メートル級の山々が連なるこの地はまた仏教、ヒンズー教等の宗教の聖地でもある。過酷な気候の地には、偉大な神々に敬虔な祈りを捧げる人々が暮らしている。
 本企画は、写真家小松健一がかの地に14年にわたって通い詰めて撮影した、ヒマラヤの古寺巡礼とそこに祀られている神々の記録である。またそれは小松健一自身の魂の記録でもある。ネパールの全土とチベットの一部を含め、主な古寺、僧院約100寺を巡る旅で撮影されたものは現在では撮影不能な貴重なものが数多くある。
 近年、世界的な閉塞感が漂う中、改めて仏教が見直されている。この「ヒマラヤ古寺巡礼」はその原点を辿るとともにその祈りの世界に人々を誘う珠玉の写真集である。
 装丁は作家、画家としても著名な司修(つかさ・おさむ)氏。

*** 本書の構成 ***

■写真総点数176点
ヒマラヤの寺院、仏、自然、人びと。
ネパール全土とチベットの一部を含め、主な古寺や僧院を収録。
14年に渡り取材を続けてきた著者だからこそ撮影できた、一般には公開されていない寺院内部、神仏が収められている。

■写真集に寄せて
司 修 氏 (装丁家・作家・画家)
岡井輝毅 氏 (ジャーナリスト)
『あまりにも平明な大自然との「共存」に、あまりにも直截な伝統風土との「抱合」に、あまりにも静浄な異教徒間の「融和」に、目を見張り、ふるえるほどに驚愕した。なんというおだやかな人間本来の「和」と「共生」の精神世界であろうか――(中略)いま戦禍に荒廃して行くイラ世界の世紀末的悲劇に対し、かぎりない暗黙の示唆を与えつづけている。』 ――本文より

■巻末・写真全データキャプション
収録された写真176点すべてのキャプションデータ。

■取材した僧院のデータ
「ヒマラヤ古寺巡礼」で取材した主な僧院88ケ所の寺院名、収められている神の名前、地名など歴史資料的価値の高いデータを収録。


*** 小松健一 (こまつ・けんいち) Profile ***

1953年、岡山県に生まれ、群馬県に育つ。現代写真研究所研究科卒業。新聞記者などを経てフリーのフォトジャーナリストに。世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球巡礼をしている。また、日本の近現代の文学、作家の原風景を切り口にして、日本人の暮らしと風土、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続ける。

[所属] (社)日本写真家協会会員、(協)日本写真家ユニオン専務理事、全日本写真連盟関東本部委員、現代写真研究所講師、ぶんかアカデミー講師、日本ヒマラヤ保全協会会員、日本ネパール写真交流協会会長、俳句誌「獐」「一滴」同人など。
[受賞] 歌集『春ひそむ冬』(不羈書林)で1983年度新日本歌人協会新人賞受賞。『若きいのちへの旅―北の文学原風景』(旬報社)が1987年度緑陰図書選定。『琉球―OKINAWA』で第23回視点賞受賞。『雲上の神々―ムスタン・ドルパ』(冬青社)で第2回藤本四八写真文化賞受賞。『文学の風景をゆく』(PHP研究所)が2003年度SLBC選定図書など。飯田市立美術博物館、森の空想ミュージアムなどに作品収蔵。
[主な著書] 『啄木・賢治青春の北帰行』(PHP研究所)/『シャッターはこころで切れ-小松健一の写真教室』(日本機関紙協会)/『詩人たちの旅-青春・愛・故郷』(マガジンハウス)/『チリ―嵐にざわめく民衆の木よ』高橋正明著(大月書店)/『ムスタンの真実』(リベルタ出版)/『秘境ヒマラヤ 父と子の旅』(高文研)/『写真紀行 三国志の風景』(岩波新書)/『命と宝』ⅠⅡ 岡部伊都子・増田れい子共著/『地や命』ⅠⅡ 丸木正巨・三上満共著/『石川啄木 光を追う旅』確田のぼる共著/『宮沢賢治 修羅への旅』三上満共著(ルック)/『ジュニア文学館宮沢賢治 全3巻』『日本の基地 全4巻』(日本図書センター)『啄木・賢治 北の旅』『文学館 抒情の旅』『鴎外 東西紀行』(京都書院)/『花あかりの風』確田のぼる共著(萌文社)/『夜明けまでピアノを弾いて』あらい舞共著(あけび書房)『文学館のワンダーランド』(メタローグ)/『郷土望景の詩―萩原朔太郎』伊藤信吉共著(煥乎堂)/『詩人を旅する』(草の根出版会)/『作家の風景―文学館をめぐる』Ⅰ・Ⅱ(白石書店)/『水俣―こころの風景』(アトリエぶどうぱん社)/『野の花たちとピースボイス』黒坂正文共著(大月書店)/『文学の風景をゆく』(PHP研究所)、他多数。
[写真展]  『都会の安息』(銀座・ニコンサロン)、『私・日本文学風土記』(銀座コダックフォトサロン)、『雲上の神々』(ネパール国立アートギャラリー、パタンミュージアム)、『ヒマラヤ古寺巡礼』(新宿パークタワー、宮城県美術館)をはじめ、個展は30数回におよぶ。

内容説明

世界の屋根ヒマラヤ、8000m級の白い峰々が連なる。この地は仏教、ヒンドゥー教等の宗教聖地でもある。過酷な気候の地には、多様な神々に敬虔な祈りを捧げる人々が暮らしている。本書は、15年にわたって通い詰め、撮影されたヒマラヤの古寺巡礼とそこに祀られている神々の記録である。

著者等紹介

小松健一[コマツケンイチ]
1953年、岡山県に生まれ、群馬県に育つ。現代写真研究所研究科卒業。新聞記者などを経てフリーの写真家に。世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球巡礼をしている。また、日本の近現代の文学、作家の原風景を切り口にして、日本人の暮らしと風土、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続ける。(社)日本写真家協会会員、(協)日本写真家ユニオン専務理事、全日本写真連盟関東本部委員、現代写真研究所講師、ぶんかアカデミー講師、日本ヒマラヤ保全協会会員、日本ネパール写真交流協会会長、俳句誌「一滴」同人(俳号は風写)など。歌集『春ひそむ冬』(不羈書林)で1983年度新日本歌人協会新人賞受賞。『若きいのちへの旅―北の文学原風景』(旬報社)が1987年度緑陰図書選定。「琉球―OKINAWA」で第23回視点賞受賞(1998)。『雲上の神々―ムスタン・ドルパ』(冬青社)で第2回藤本四八写真文化賞受賞(1999)。『文学の風景をゆく』(PHP研究所)が2003年度SLBC選定図書など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しえろ

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なんで仏像とか赤く塗りたくるんだろう。ここら辺行ってみたいけど、体がきつそうだよなー2011/05/13

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