出版社内容情報
意思決定のためのフレームワーク
仮説を明確にし、大きな失敗を避け、成功を達成するために
ビジネスの世界では、物事が計画通りにいくことはほとんどない。特に、最近は過去の経験を生かすことができずに予想から外れ、思ってもみなかった事態へと進んでしまうことが多い。
なぜなら、ビジネスにはもともと「確実」なことは何一つなく、常に変化するものであるからだ。すなわち、ビジネスで勝ち残るには、「不確実性を減らし、変化に対応する」ことが鍵となる。
本書は、不確実な時代を勝ち残るためにできることを15のケースを通して学ぶ実践書である。
イベント限定商品の企画 デシジョンヒエラルキー
他の可能性を洗い出す ストラテジーテーブル
ロング串団子企画の見える化 インフルエンスダイアグラム
販売収益の確認 モデル化
見込み通りにはいかない データに幅をつける
変数確認会議 妥当性を高める対話
成功の条件、失敗の条件 What-If分析
影響度の見える化 感度分析
確率で表現する モンテカルロシミュレーション
プリンタ買い替えの検討 デシジョンツリーと期待値計算
虫のいい相談(ベンチャーへの挑戦) リアルオプション
ラーソン参入に対する準備 ゲーム理論
レストラン事業の目標設定 逆損益計算書
レストラン事業計画の修正 マイルストンプランニング
将来シナリオの作成 シナリオプランニング
内容説明
仮説を明確にし、大きな失敗を避け、成功を達成するために。未来予測が難しい時代の新規事業やM&A、研究開発、設備投資などの投資リスクを明らかにし、ビジネスプラン策定に役立つ。意思決定のためのフレームワーク。
目次
第1章 不確実性分析を行う意味と目的(不確実性分析は、成功の確率を高める;「あいまいの闇」と「不確実性の霧」が成功を阻む ほか)
第2章 アイデアを形にする(イベント限定商品の企画―デシジョンヒエラルキー;他の可能性を洗い出す―ストラテジーテーブル ほか)
第3章 アイデアを定量化する(見込み通りにはいかない―データに幅をつける;変数確認会議―妥当性を高める対話 ほか)
第4章 妥当性をシミュレーションする(成功の条件、失敗の条件―What‐If分析;影響度の見える化―感度分析 ほか)
第5章 不確実性に立ち向かう武器を活用する(プリンタ買い替えの検討―デシジョンツリーと期待値計算;虫のいい相談(ベンチャーへの挑戦)―リアルオプション ほか)
第6章 学習と不確実性(レストラン事業の目標設定―逆損益計算法;レストラン事業計画の修正―マイルストンプランニング ほか)
著者等紹介
福澤英弘[フクザワヒデヒロ]
株式会社アダット代表取締役社長。上智大学経済学部卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。株式会社富士銀行、株式会社コーポレイトディレクションを経て、株式会社グロービスの設立に参加。CFOとして財務を統括するとともに、一貫して企業研修部門の責任者を務める。2007年4月、株式会社アダットを設立し現職
小川康[オガワヤスシ]
インテグラート株式会社代表取締役社長・エグゼクティブコンサルタント。東京大学工学部都市工学科卒業。ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA、ファイナンス・起業学専攻)。東京海上火災保険株式会社、インテグラート株式会社、Wharton SBDC、ブーズ・アンド・カンパニーを経て、インテグラート株式会社に復帰、現職。不確実性下のビジネスプランニング理論研究の第一人者ペンシルバニア大学ウォートンスクールのイアン・マクミラン教授の研究センターに2年間勤務し、ビジネスプランニングの理論を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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