出版社内容情報
全てのお母さんのために、愛されるためにうまれてくる子ども達に、心から詩を贈ります。『わたしがあなたを選びました』第2弾詩集。
すべてのお母さんのために、愛されるためにうまれてくる子どもたちに、心から詩(うた)を贈ります。『わたしがあなたを選びました』第2弾詩集。
内容説明
7歳のまさき君は、生まれてくる赤ちゃんを楽しみにしていました。でも、ある日、赤ちゃんは心臓の動きを止めてしまいます。「どうして死んじゃったの?」。まさき君の目に涙があふれます…。“誕生死”に寄り添ってきた医師が、7歳の少年の目を通して、命とは、生とは、死とは、について問いかけます。かけがえのないおとうとを亡くしたかなしみから生まれた、命の奇跡のメッセージ。親子で読んでほしい物語。
著者等紹介
鮫島浩二[サメジマコウジ]
さめじまボンディングクリニック院長。81年東京医科大学卒。昭和大学第一解剖教室にて博士号取得。木野産婦人科副院長、中山産婦人科クリニック副院長などを経て、06年さめじまボンディングクリニックを開業。日本アロマセラピー学会理事、国際ボンディング協会理事長。被災者支援団体ミラクルハンズ発起人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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*すずらん*
19
私には歳の離れた弟がいるが、その間に流産と妹の誕生死を経験している。あの頃の私の感情をどう表現したら良いだろう?悲しさより不思議さの方が勝っていた気がする。母のお腹はこんなに大きいのに、中にいる妹は死んでしまっている。鼓動を止めた我が子をお腹に宿したまま、生きている母。怖かった。生と死という相反する物が混在している様が。そして幼いながらも人の生死は、全く人知が及ばないとても不確かな物だという事を知った。私は産まれてきた妹を見ることができなかったが、母の ちゃんと指が5本あったのよという言葉が忘れられない2013/07/29
まりちゃん
3
図書館本*直前に読んだ本に引き続き産婦人科医の鮫島浩二先生の本。誕生死(流産や死産、産まれて間も無く息を引き取った赤ちゃん)をテーマにしたお話で、実際に鮫島先生の元を訪ねた1組の家族がモデルになっている。ものすごく短い命だけど、その命が家族や周囲に与える影響は決して小さくはなく、誕生死は色々な角度から多くのことを教えてくれるテーマである。出産は母子ともに命がけ。生後1週間未満で亡くなる赤ちゃんは約800人もいるらしい。それだけ、悲しい思いをする夫婦や家族がいるって事。命は本当に尊いのだなぁと思わざるを得な2014/10/17
白としろ
1
たかはるのことを考えながら。2024/08/13
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- 和書
- 500歳の桜の樹