出版社内容情報
「エコロジー」ってなんだろう? 基礎から、きちんとわかる入門書。
初歩の初歩から、教えます。
きちんと知りたい人に、ピッタリの入門書!
「エコロジー」って、なに? 素朴な疑問から始まり、「エコロジー」の基礎知識を解説する入門書。「エコロジー」のイメージというと、「安全」「節約」「効率的」「地球環境に優しい」という言葉が思い浮かぶが、この言葉は、元は生物学の専門用語「生態学」からきている。本書では、生物学(食物連鎖から、生物多様性まで)、環境学(環境汚染、自然破壊)、社会学(自然とコミュニティー)、経済学(食糧生産、エネルギー)、政治学(地球温暖化条約と排出権取引)と、段階を経ながら、私たちの身近な生活とエコロジーとの関わりを、ニュートラルに、わかりやすく説明する。
【編集者からのコメント】
今や、何にでも使われる便利な言葉になってしまった感のある「エコロジー」。でも、この言葉、意外に奥が深いのです。この言葉を発明したのは、19世紀、ドイツの生物学者、エルンスト・ヘッケルです。「生物が周囲の環境とどう関わって生きているのかを研究する必要があるのでは?」という動機で、この新しい学を提唱しました。さすが、エコロジー先進国といわれるドイツですね。今日の日本では、「エコロジー」が、ある種のイデオロギーと見られてしまうこともありますが、「エコロジー」は、現実に則した科学を目指して作られたのです。本書も、価値判断は読者の皆さんにしていただき、そのための材料を提供するという姿勢で、編集されています。「エコロジー」に賛成、反対を問わず、地球と生命の長い歴史と未来を考えるための資料として、本書が活用されることを願ってやみません。
【著者紹介】
満田 久義 (みつだ ひさよし)
1948年、京都市生まれ。京都大学大学院博士課程修了(農学博士)。コーネル大学客員研究員、ブルガリア科学アカデミー・ワーゲニンゲン大学・オスナブルク大学客員教授、京都大学大学院研究員などを歴任。現在、佛教大学社会学部教授。インドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、マラリア制圧プログラムに参画。マラリアと貧困の村々を訪れ、医療支援活動を行なう。主な著書・編著・訳書に『環境社会学への招待』『現代社会学への誘い』『社会学への誘い』(ともに朝日新聞社)、『エコロジー事典』『環境と社会』『現代アメリカの環境主義』『環境・エネルギー・社会』(ともにミネルヴァ書房)など。
内容説明
「エコ」って、なんだろう?基礎からわかる入門書!豊富なデータで、見て納得。
目次
1章 エコロジーって何だろう?
2章 地球環境を知る
3章 人間は環境にどう関わってきたか
4章 日本人とエコロジー
5章 地球規模で環境を考える
6章 生活のなかのエコロジー
7章 台所で考えるエコロジー
8章 エコロジーと政治
著者等紹介
満田久義[ミツダヒサヨシ]
1948年、京都市生まれ。京都大学大学院博士課程修了(農学博士)。コーネル大学客員研究員、ブルガリア科学アカデミー・ワーゲニンゲン大学・オスナブルク大学客員教授、京都大学大学院研究員などを歴任。現在、佛教大学社会学部教授。インドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、マラリア制圧プログラムに参画。マラリアと貧困の村々を訪れ、医療支援活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 言えなかったありがとう。