内容説明
リングに人生を賭ける男達の数多の激闘の裏に隠れた涙のヒューマンドラマ。天龍源一郎特別インタビューも収録。
目次
天国のジャイアント馬場を微笑ませた男
客を蹴散らし、山に帰った原人
3回光ったフラッシュ
1300万円のお年玉
最強の男たちを生み出した、最強の男
水戸黄門が現れなかった日
ベルリンの壁を崩させた男
優しい稲妻
モンシロチョウを追った男
謎のFriend〔ほか〕
著者等紹介
瑞佐富郎[ミズキサブロウ]
1971年愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学科卒。シナリオライターとして故・田村猛氏に師事。フジテレビ『カルトQ・プロレス大会』に優勝したことを遠因に、プロレス取材等に入る。現在、本名でのテレビ番組の企画や、プロ野球ものの執筆を手掛けつつ、会場の片隅でプロレス取材も敢行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hammer.w
19
記載されているレスラーの8~9割の名前と顔は一致しますし、目を閉じれば、おのずと現場の雰囲気が再現されていきます。それはこの本を読んだだけでなく、今日までプロレスが好きでいたからこそ、1ページに感慨深いものがありました。もっとプロレスを知って人生を面白くしたいです。2016/06/03
aloha0307
18
70年代はプロレスの全盛期 TVゴールデンタイムの確かな一角でした☺私も欠かさず視てました(高校入学と共に興味失いましたが)。「虚実ないまぜ、清濁併せ呑む、表裏一体」これらをすべて包み込むのがプロレスの魅力なのだね✿表題どおり泣ける話のほか、笑えるエピソードもあり楽しい読書でした☺ 外資銀行勤務のとき、この業界に間接的に出資することになるとは、予想もしていなかったなあ☺2019/11/10
jaiose
8
金澤克彦氏の著書と同様に暴露本と異なっており、大変読みやすくて面白かったです。2012/06/27
anken99
6
自宅ライブラリより再読。一言。プロレス最高!愛すべき男たちと出会えた幸せに感謝します。2015/09/03
むぎじる
6
ストロングスタイルあり、笑いあり、プロレスはエンターテインメント性の高い特別な世界である、と実感できた。現役レスラー達のさまざまなエピソードがたくさん詰まっていて、好きな選手が出てくると、うれしさのあまり興奮したり、しみじみ味わったり・・・最後の天龍選手のインタビューの中で、「金を残すためにやっている職業じゃない」と自身のプロレス観を表現されていた。こんなセリフをさらりと口に出来るなんて、かっこよすぎる!これだからファンは選手についていくし、選手もファンの期待に応える試合をしようとしてくれるのだろう。2012/04/04