内容説明
危機に直面したとき、人はどう考え、どう動いたのか?「自分だけ逃げるのは、卑怯」は、なぜダメなのか?「想定外」という言葉に隠された嘘とは?災害心理学研究の第一人者が、「生き残る」ための教訓を緊急提言。
目次
1章 前代未聞の複合災害―災害のドミノ倒しが引き起こされた(過去に例を見ない複合型の災害;人間の営みが自然災害の被害を拡大 ほか)
2章 リスク管理が致命的に弱い日本―原発事故は天災か人災か(危機意識に欠けた政府と東京電力;リスクに無防備な日本人 ほか)
3章 過酷な災害下で顕れた国民性―“冷静な国民”と賛辞された人々(立ち直るきっかけがつかめない人々;災害時に確立される「非常時規範」 ほか)
4章 復興後進国にならないためには―3・11を日本が生まれ変わる転機にする(災害被害の大きさは国力と反比例する;能動的安全性を強化しても完全な防災は不可能 ほか)
著者等紹介
広瀬弘忠[ヒロセヒロタダ]
1942年生まれ。東京大学文学部心理学科卒。同大学院博士課程中退。文学博士(東京大学)。東京大学助手を経て東京女子大学文理学部助教授、同大教授。11年3月末に定年退職後、現在は東京女子大学名誉教授。フルブライト上級研究員、日本リスク研究学会学長等を経て、現在はJournal of Risk Research(Associate Editor)、International Committee on Disaster(Board Member)、安全・安心研究センター・センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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