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村崎百郎の本

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757218499
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0076

内容説明

2010年7月23日、衝撃的な最期を遂げた鬼畜系ライター、村崎百郎。その謎多き半生を、京極夏彦、根本敬など多くの関係者の証言から綴る、全読書人必読の書。

目次

INTRODUCTION 村崎百郎クロニクル(多田遠志、尾崎未央)
INTERVIEW01 京極夏彦「あんなに理知的で建設的な“クルクルパー”を、僕は他に知りません」
村崎百郎の文(ゲスメディアとゲス人間―ワイドショーへの提言;キチガイの未来)
TALKIN’ABOUT HYAKURO MURASAKI(黒田くんのこと(柳下毅一郎)
電波兄弟“弟”からの「弔辞」(木村重樹))
INTERVIEW02 今野裕一「村崎百郎が唯一、言うことを聞く、怖がる人間が僕でした」
村崎百郎の文(電波とアルトーそしてドラッグ―あらかじめ壊れた人間たちにとっての麻薬;「アルトー」と電波;そうかジジイ、やっと死んだか、良かったな。)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

garth

14
「死んだ人間はそうやってゆっくりと忘れられていく。薄情なようだけどそのほうが健全だと思う。いつまでも他人の死を悼み続けるのはどうあったって不健康だし」こんなところでもポジショントークをしたがる人たちは大変だねえ、と思ったよ。小説仕事が復刻されているのが本当に嬉しかった。オレは忘れないよ。2010/11/25

澤水月

10
小説パープル・ナイトが初読感想以上に良くて沁みた…。本書にイントロ等かなり執筆した(目次等プロフご参照)。書いてる間は夢中、見本誌通読し深い喪失感。一人でも多くの人に彼を知って欲しい、それこそ自身の存在、意識(妄想)を「拡散希望」のひとだったのだから。社会派くんしか知らない世代の感想が知りたい2010/11/17

Facet31

6
去る2010年7月23日、読者を名乗る男性に自宅で刺殺された自称〈鬼畜〉作家・村崎百郎の追悼本。村崎さんの文章は〈電波〉が恒常的に拡散されている今の時代でこそ読まれるべきものだと思う。彼のように境界線のうえに立ち、表立って警鐘を鳴らしてくれる存在は稀有だ。姿勢がいかにもアナログ的で、あくまでも身体性に立脚したものであったにしろ、むしろだからこそ「90年代」「鬼畜ブーム」の文脈にのみ回収されない「村崎百郎の思想」が確かにあるように思う。村崎百郎は/存在の連続性から/切断されてさえ/世に深く浸透し/遍在する。2011/08/01

arisaka

6
鬼畜ブームの立役者。鬼畜が憤る世の中は、いったいどれだけ狂っているんだろう。今年の大震災を経験したら、また新しい村崎百郎が生まれただろうに、残念だ。2011/06/26

きら

6
「鬼畜系」を自称し、覆面姿で活躍するも、読者から刺殺される衝撃的な最期を遂げた作家、村崎百郎について、数々の近しかった人たちが語った本。 どんなに鬼畜を自称しようと、覆面の奥に潜んでいるのは、良識を備えた常識人だということは、近年の著作から隠し切れてなかった。……単純にそう思ってた。しかし、帯にも書かれていた京極夏彦の言葉に衝撃を受けた。結局、自分は村崎百郎のことなどなにもわかっていなかったらしい。今となっては、彼の関係者の言葉を繋ぎあわせ、その人となりを想像するしか無い。もっと彼の文章が読みたかったな。2011/05/31

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