内容説明
1940年の帝都、東京―。太平洋戦争が回避された都市は4大イベントで輝いていた。歴史の「if」をもとに展開される異色のマーケティング、そして都市論。
目次
第1章 カーニヴァル
第2章 東京オリムピック
第3章 紀元2600年記念日本万国博覧会
第4章 テレビジョン
第5章 弾丸列車
第6章 黄金の40年代
第7章 2020年の東京
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mizhology
7
オリンピック返上というシナリオに怯えた。4年後は大丈夫なのだろうか。。。2015/11/12
Hiroki Nishizumi
4
今ひとつ。ネタは悪くないと思うが、あまり深い考察は感じられない。2020/01/28
ささ
2
■先日、『あったかもしれない日本』を読了したので、その流れで。戦争がなければ1940年代はこんなにも輝いていたのか、とワクワクしながら読んだ。あり得たかもしれない1940年を体験している気分になった。そういう意味では、表紙は素晴らしい。こんな1940年、見たかった。新幹線の基礎が弾丸列車としてできていたこと、東京オリンピックの生中継に向けてテレビジョンの開発が進んでいたことに驚いた。それが戦後に活きている。万博、東京オリンピック、弾丸列車、テレビジョン。その全てに関わっている後藤新平を知りたくなった。2015/11/30
k_jizo
2
★★今までの指南役の本とは少し趣が違う本。後藤新平の事を名前以外全く知らなかった事を再確認。2020年が奇跡の年になりますように2009/12/17
かりん
2
4:もう指南役はいいかな…と思っていたのだが、テーマがおもしろい! 勉強になりました。歴史は後世の人々によって作られる。30年代の日本は高度経済成長期。東京オリムピックがIOC総会で採択されたのは、国際連盟脱退後。芸術もオリンピック競技のひとつ。70年の万博で、40年の万博のチケットが3000枚使用された、05年も80枚!! 電車の広軌、狭軌。2009/08/11