樹木と文明―樹木の進化・生態・分類、人類との関係、そして未来

樹木と文明―樹木の進化・生態・分類、人類との関係、そして未来

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  • サイズ B6判/ページ数 522p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757214088
  • NDC分類 653.2
  • Cコード C0040

内容説明

地球上に存在するあらゆる樹木を科学的に分析・解説し、人類の未来さえも脅かす数々の環境問題に植物学の見地から警鐘を鳴らす。

目次

第1部 樹木とは何か―What Is a Tree?(素朴な疑問に複雑な答え;樹木の命名・分類;樹木はどのように現れたのか;木質―木になること)
第2部 世界中の樹木―All the Trees in the World(花のない樹木―球果植物(針葉樹)
花の咲く樹木―モクレンその他の原始植物
単子葉植物
まったく新しい広葉樹
バラ亜綱の真正双子葉植物
キク亜綱の双子葉植物)
第3部 樹木の生活―The Life of Tree(樹木はどのように生きているのか;樹木が育つ場所、そこで育つ理由;木の社交生活―戦争か平和か)
第4部 樹木と人間―Trees and Us(樹木とともに生きる未来)

著者等紹介

タッジ,コリン[タッジ,コリン][Tudge,Colin]
ケンブリッジ大学で動物学を専攻。『ニューサイテンティスト』の編集者として科学ライターのキャリアをスタートし、その後、BBCでドキュメンタリーフィルムの制作を行なう。リンネ協会会員であり、農業や環境グループのアドバイザーも務める。著書多数。イギリス・オックスフォード在住

渡会圭子[ワタライケイコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業。ガブリエル・ウォーカー『スノーボール・アース』(早川書房)で毎日出版文化賞受賞

大場秀章[オオバヒデアキ]
東京大学名誉教授・東大総合研究博物館特任研究員・理学博士。専門は植物分類学・植物文化史。1943年東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きのたん

2
木に対する慈愛に満ちた心で書かれた本。ニワトリや牛を木陰で育てる案は素晴らしい。グリーンベルトがどこまでも伸びていくといいね。木は伯母でありイトコであると言われたら切れない。各種類の生き物につき1種の線虫・・・いやなペアだ。2019/05/09

mahiro

1
興味深かったが思ったより読むのに時間がかかってしまった。何十年も前に習った生物学がすっかり古くなっているのがわかった。分類にドメインなんて習わなかった・・気が??樹木は脳細胞もないのに記憶し、戦略を立て独自の「文明」を築いている。いつも見慣れた木々を改めて見直したい気持ちになる。2009/07/23

ハエドリ

0
他の方がレビューされているように、邦題は不適かと。ほとんどが樹木の自然史について書かれています。 第二部では世界中にある様々な樹木の代表的な科、属を概観してくれ、とても読みごたえがあった(2006年出版なので多少古い分類がある)。Araucariaceae等ゴンドワナ由来の樹木が多く残存するニューカレドニアには是非訪れてみたい。 熱帯の植物多様性が高い理由についての仮説がとても面白かった。とくに氷河期の繰り返しの過程で極側の多様性が減少するという仮説は、歴史的観点の薄かった自分にとって目から鱗であった。2017/09/12

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