志ん生、語る。―家族、弟子、咄家たちが語る内緒の素顔

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757213715
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

柳家小さんをはじめとする歴代名人、金原亭馬生、古今亭志ん朝などの家族や弟子たちそれぞれの中の「志ん生の顔」が語られる。最後には志ん生自らも登場、昭和の大名人の知られざるエピソードが、話と噺で描かれる。

目次

第1章 家族が語る志ん生(父は、人と話をするのが苦手な人でした。―美濃部美津子;ふだんちっとも面白くないからこそ、高座が面白かったんですよ。―八代目金原亭馬生;私はオヤジに対して批判的なところがずいぶんありますよ。―古今亭志ん朝)
第2章 弟子が語る志ん生(オヤジは枕元に落語全集を積んで、いつも夜中に読んでました。―古今亭志ん馬;銭湯でおぼれていた師匠を助けたら、「泳ぎの練習をしてたんだ」。―古今亭志ん駒;「ウンコがこわくて、いい百姓になれるか」って怒られたことがあるんです。―古今亭志ん五;「咄家になるのに、なんでキャッチボールなんかやってるんだ」って言われたことがあります。―古今亭志ん輔)
第3章 名人が語る志ん生(「落語ってのは難しいもんなんだ」と志ん生さんが言うと、みんな黙っちゃった。―五代目柳家小さん;「およしなさい。咄家なんか絶対によしなさい」と、おかみさんに言われて弱りました。―二代目桂小南;志ん生師匠が高座で寝ちゃった話、実際に見た人間は今じゃあ僕だけです。―三代目三遊亭圓歌;『不精床』の稽古をつけてもらったらひとこと。「お前、下手だなあ」―林家こん平)
第4章 聞き巧者が語る志ん生(ずぼらぶりのダンディズム―榎本滋民;志ん生の思い出―興津要;もう一つの志ん生論―永井啓夫;最悪の出会いから二十数年―村上正行;志ん生は不滅―北村英治)
第5章 志ん生、語る(めくらの小せん(初代柳家小せん)のこと―五代目古今亭志ん生)

著者等紹介

岡本和明[オカモトカズアキ]
著述家。1953年生まれ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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牛仮面

1
身内弟子外野が志ん生の思い出や思い入れを語る。中で、馬生のそれが出色。これまでずっと、いろいろな本に載っている馬生の志ん生に対する語り口に違和感を感じていたけれど、溜飲が下がった思いがする。2012/09/27

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