内容説明
安宿から、一代でホテル帝国を築いた父。エリザベス・テイラー、ナタリー・ウッドと浮名を流すプレイボーイの息子。父子のあいだに横たわる溝は、いつしか悲劇への傾斜を強めていく。パリスの曽祖父、コンラッド・ヒルトンが築いたホテル帝国は、莫大な富と権力をもたらし、家族を愛憎の渦に巻き込んでいった。夢と現実の狭間で苦悩する一族の姿を通して、アメリカン・ドリームの悲喜劇が生き生きと甦る。
目次
ヒルトン帝国を作った男
破竹の進撃
あの人はホテルと結婚したの
禁断の果実
ヒルトン帝国の御曹司
花嫁はエリザベス・テイラー
酒と薬の誘惑
帝国の絶頂と狂い始めた歯車
傷ついた子どものように
支配者か、さもなければ闇の王子
一七歳の少女との出会い
ようやく訪れた安らぎと破局
お父さんにも僕を愛してほしい
早すぎた死、そして帝王の最期
セレブ・クイーンの飽くなき挑戦
著者等紹介
オッペンハイマー,ジェリー[オッペンハイマー,ジェリー][Oppenheimer,Jerry]
二〇年以上にわたって、ケネディ家の人々、クリントン夫妻、マーサ・ステュアートなど、アメリカを象徴する人々の決定的伝記を書き続けてきたベストセラー作家。入念な取材と人物の背後にある時代的、社会的事象への鋭い考察には定評がある。作家としてだけでなく、ワシントンDCの国政調査レポートからテレビニュース、ドキュメンタリー制作まで、あらゆる分野で活躍している
由良章子[ユラショウコ]
1969年、青森県生まれ。東北大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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