障害犬タローの毎日―すべての脚を失った捨て犬の涙と笑いの11年

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  • サイズ B6判/ページ数 131p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757213555
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

内容説明

原因不明の難病で、尻尾と両耳、そして4本の脚が壊死し、切断することになった、赤毛の雑種犬・太郎―。手術から10年、以前のように野山を駆けることすらできない太郎だが、動物病院の院長で飼い主の小森泰治さんや病院のスタッフ、そして仲間の犬や猫たちに囲まれながら、わがまま気ままのマイペースで暮らしている。そんな障害犬・太郎をめぐる心あたたまる愛情物語。

目次

プロローグ―4本の脚を失った犬
第1章 捨て犬の太郎(幸運なめぐりあわせ;病気の前触れ…;おそいかかる原因不明の病;太郎の闘病生活;安楽死か手術か、それぞれの決意;退院―生命の力;旅立ち―「飼い主、小森に代わる」)
第2章 新たな家族とともに(命の恩人はペットの町医者;自力で歩いて、自力でオシッコ;太郎と小森動物病院の毎日;義足をめぐる攻防戦;障害犬・太郎の役割;病院のマスコット、猫の大ちゃん;動物同士のアニマルセラピー;太郎とみりん―群れ社会をつくる犬の習性;マーキング―太郎の生きがいは恋心!?)
エピローグ―あるがままの姿で

著者等紹介

佐々木ゆり[ササキユリ]
フリーランスライター。北海道生まれ。自動車ディーラー、外食企業のOLを経験後、編集プロダクションを経て雑誌ライターに。動物ものから食、医療ものまで「生」をテーマに取材・執筆。現在、情報誌「DIME」(小学館)にて「佐々木ゆりのすべからく研究は製品たるべし!大学は美味しい!!」を連載中

三島正[ミシマタダシ]
写真家。1964年、東京都生まれ。週刊誌の写真記者を経てフリーランスに。2002年、写真集『公僕』(メディアファクトリー)で、第7回講談社週刊現代ドキュメント写真大賞「人物フォトルポルタージュ部門賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょっきんな

11
これ、絶対泣くやつだ…と読んで見たところ、案の定前半は涙。しかし、後半は笑いながらほっこりでした◎2018/10/24

みとん

7
謎の病で足をすべて失った犬、タロー。元々は捨て犬だったが、優しいおじいさんに引き取られた犬だった。ところが、ある時耳に怪我をし、その後落ちた。最初は壊死と思われたが、もう片方の耳も、続いて足にも広がったミイラ化。おじいさんは高齢のためタローの介護は難しく、考えられた「安楽死」。しかし、タローは大事な家族。殺すことはためらわれた。そして、獣医は四肢の切断と、タローの引き取りを決意。タローが引き取られたあとも動物病院へ通ったおじいさんの突然の死、タローの強さに心が震えた。ペットブームって死のブームでもあるね。2015/12/11

たかっち

4
わたしが選んだ本ではないのですが図書館から借りた本の山に入っていたので読みました。やっぱり、つらい。でもタローがとっても前向きな子なのですくわれる。2012/10/11

yasuko

3
謎の病で耳の一部と4本の足が壊死し、やむなく4本の足を切断したタローの物語。タローも頑張ったけれど、タローを支えた飼い主のおじいさんとその後を引き継いだ小森動物病院の方々との関係がいい。これからも元気に寿命を全うしてほしい。謎の病の進行も今のところ止まっていてくれるのでよかった。「生きる」勇気をもらえる一冊。これからも繰り返し読みたい。2016/07/11

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

3
○…障害を抱えた犬との生活を見た本。普通だったら人によって摘み取られていた命。それを摘み取らずに生かした方々はすばらしいなと感じました。2008/10/22

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