内容説明
特別養子縁組とは、法的に実子と同じ扱いを受けられる制度のこと。さまざまな理由で養子を出す親が存在する一方、何年も養子を待つ多くの夫婦がいる。そのどちらもだれもが真剣で、せつない。ボランティアとして養子縁組の仲介に携わってきた医師が語る、家族の絆のかたち。
目次
プロローグ 特別養子縁組という名のボランティア
特別養子縁組成立までの私の関わり
手放すとき(「生まれても、手放すしかなかった」女子高校生の母親が見せた涙と笑顔;「子どもを育てていくことが親を苦しめる」結婚相手にだまされた女性が選んだ道;「幸せを願うことしかできない…」15歳で養子を出す娘と父親の葛藤;「育てたいけど、親に言えない…」未婚のまま養子を出すことになった人々;「産みたい、でも育てられない…」既婚でありながら養子を出す人々)
出会うとき(「子どものいない人生」という選択が私たちにはできませんでした。;本当の親子なんだけど、血がつながってないだけなんです。;「ママの赤ちゃんで生まれたかった」養子を迎えた親が悩む「真実告知」の壁;血のつながりはなくても、愛し合うことを決めたら家族です。;この子を育てるために子どものできない体だったんです。)
著者等紹介
鮫島浩二[サメジマコウジ]
さめじまボンディングクリニック院長。81年、東京医科大学卒業、昭和大学第一解剖学教室にて博士号取得。東京警察病院産婦人科、中山産婦人科クリニックなどをへて、現在にいたる。日本アロマセラピー学会副理事長、国際ボンディング協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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