内容説明
女子大生イ・チソンを襲った交通事故。顔も体もまっ黒焦げになるほどの大火傷。しかし、奇跡は起きた…。韓国で３０万人が涙した、空前のベストセラー。
目次
第１章 Ｗｈｏ ａｍ Ｉ？わたしは誰でしょう？
第２章 プロローグ・幸せになりたいですか？
第３章 最初の話・死から生還して
第４章 二番目の話・オッカ…わたしのオッカ
第５章 三番目の話・火傷一等
第６章 四番目の話・昨日とは違う今日、今日とは違う明日
第７章 エピローグ・わたしはいま幸せです
著者等紹介
イチソン［イチソン］
１９７８年生まれ。梨花女子大学幼児教育科卒業。大学四年だった２０００年７月３０日、兄といっしょに自動車で家に戻る途中交通事故にあい、全身の５５パーセントに大火傷を負った。７カ月にわたる入院、十数度の手術、身の毛もよだつ苦痛に満ちた治療。３年あまりの年月が流れた現在、もう以前の美しかった顔を取り戻すことはできず、全身に火傷の傷あとが残っているが、イチソンは誰よりも堂々と、そして楽しく人生を送っている
金重明［キムチョンミヨン］
１９５６年東京生まれ。９７年に『算学武芸帳』で第８回朝日新人文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
23
佐世保小６女子同級生殺害事件の加害少女の父親が、事件のほんのちょっと前に、加害少女に読ませるために購入した本でもある。残念ながら加害少女が読むことはなかった。読んでいたら事件がおこることはなかったのかな。事故で大火傷を負い、美しい顔も手の指も失ってしまったチソンさん。それでも一生懸命生き、幸せだと言い切る彼女。こんなに心の美しい人、なかなかいない。2015/01/28
オリーブ
13
事故で大火傷を負ったチソンは同時に肉体と精神の苦しみも負わなければならなかったけど、いつも傍らにいる神に感謝をするようになる。障害者に出会うとそうでない自分の幸運にホッとしたり、親切という気持ちに隠されている同情という上から目線の思いに駆られていることがある自分に気づかされた。勝手な思いだけで他人の人生に終止符を打つような「無理解」は大キライだと言うチソン。それはまさに私のことだった。感謝の気持ちが湧き上がってくる健康な心を持っているチソンが心から羨ましいと思ったし、私もそうありたいと教えてもらった。2015/06/22
今庄和恵＠マチカドホケン室／コネクトロン
11
「謝るならいつでもおいで https://bookmeter.com/books/7978326 」で加害者父親が娘に読ませるために購入した本。タイトルの「チソン、愛しているよ」は事故で大火傷を負ったチソン自身の言葉。またしても信仰の圧倒的な力を見せつけられる内容。ご利益型信仰だと「こんなに信仰してるのに何で？」となるところ、非ご利益型は起きた出来事の是非とはなく、ではこれからどうするか、のためにこそ信仰があるという。→ 2021/02/24
テビチ
3
写真のページもあり余計考えさせられた。チソンさんは幸せに気付いたのではなく、気付こうとしていたのだと思う。
まゆこ
1
★★★☆☆2005/12/08
