内容説明
本書は海外で人をマネジメントしていくためのノウハウを提供することを目的としている。具体的には、日本人の管理職と、その下で働くアメリカ人部下との関係に的を絞って、いかにして双方の間に起こりがちな摩擦を回避するか、また不幸にして「危機」に直面したら、いかにそれを修正していくかということについて書かれている。
目次
プロローグ 国際企業における危機管理とは
第1章 就業時間についての意識の差
第2章 退職率を高める日本流社員教育
第3章 権限と責任に関する考え方の違い
第4章 権限委譲における人事権と賞罰
第5章 業績評価についての認識のずれ
第6章 タイムリーな決裁と情報の共有
第7章 コミュニケーションスタイルの違い
終章 危機回避のための七つのステップ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
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マネジメントとは機械や技術に焦点を当てるのではなく、人の強みに対して焦点を当て適材適所に配置し攻撃的な戦略で成果を目指して行く。国によって文化の違いがあり、遠慮深い文化や大胆さのある文化などあり、責任の範囲も考え方も変わる。異国の地でマネジメントするのはその国の人の考え方、行動様式を考慮して謙虚に受け容れる姿勢がいる。自国で通用する事柄でも他国では違った意味で捉えられて成果が上がらなく成る。マネジメントには共通はあり得ない。マネジメントは人の強みを出す武器、それを活かすも殺すも人である。弘法筆を選ばず!2014/06/28