出版社内容情報
〈情報の海〉で溺れないために――最注目アーティストによる未来の洞察現在最注目のアーティスト・思想家ブライドルの初の単著。芸術、技術、情報の歴史を巡り、テクノロジーの可能性と限界を突き詰め、世界の理解を助ける方法を掘り起こす。ランドスケープ、脳細胞、衛星画像、ビッグデータ、データセンターなど、数々のトピックを駆使して、技術、社会、人間の近未来を明快かつ鋭く論じる。
情報テクノロジーはますます進化し、産業構造や社会生活の変革を加速している。しかし今、多くの人々は情報の海で道に迷い、単純化された物語や「ポスト真実」に惑わされている。金融、ショッピング、AI、国家機密に至るまで、私たちは世界がどのようにガバナンスされているかを理解できなくなっている。こうしたIT時代に潜む諸問題に、私たちはどう対処するべきか? AIにも精通した気鋭のアーティスト・思想家ブライドルが、現代世界へのクリティカルな10のキーワード(Chasm(裂け目)/Computation(計算)/Climate(気候)/Calculation(予測)/Complexity(複雑性)/Cognition(認知)/Complicity(共謀)/Conspiracy(陰謀)/Concurrency(並列)/Cloud(雲))を提示し、あるべき未来を展望する。
1. Chasm(裂け目)
2. Computation(計算)
3. Climate(気候)
4. Calculation(予測)
5. Complexity(複雑性)
6. Cognition(認知)
7. Complicity(共謀)
8. Conspiracy(陰謀)
9. Concurrency(並列)
10. Cloud(雲)
ジェームズ・ブライドル[ジェームズブライドル]
著・文・その他
久保田晃弘[クボタアキヒロ]
翻訳
内容説明
情報テクノロジーはますます進化し、経済・政治・社会の変化を加速している。しかし今、人々は溢れかえる情報の中で、単純化された物語や「ポスト真実」に惑わされている。ショッピング、金融市場からAI、国家機密に至るまで、私たちは世界がどのように動いているのか理解できなくなっている。こうしたIT時代に潜む危険に、いかに立ち向かうか?テクノロジーに精通した気鋭のアーティストが未来を展望する。
目次
1 裂け目
2 計算
3 気候
4 予測
5 複雑さ
6 認知
7 共謀
8 陰謀
9 同時実行
10 雲
著者等紹介
ブライドル,ジェームズ[ブライドル,ジェームズ] [Bridle,James]
1980年生まれ。アーティスト・ジャーナリスト・テクノロジスト。ロンドン大学でコンピュータ科学と認知科学の修士号を取得、ニューヨーク大学などで教鞭も執る。デジタル・イメージに溢れた現代の知覚と美意識を探る「New Aesthetic」の中心的論者。『イブニング・スタンダード』による「ロンドンの1000人の最も影響力のある人物」、『WIRED』による「ヨーロッパの100人の最も影響力のある人物」の1人に選ばれている。作品は世界各地で展示されており、アルス・エレクトロニカ、日本メディア芸術祭などで受賞。NTTインターコミュニケーション・センター「ICC」「オープン・スペース2018」にも展示
久保田晃弘[クボタアキヒロ]
1960年生まれ。アーティスト/研究者。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授
栗原百代[クリハラモモヨ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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