内容説明
小学4年生で白血病になり、入院を余儀なくされた少女、瑠衣。学校に通えず、友達とも会えない、つらい日々。一人ひとりがいのちと向き合う小児がん患者たちの病室で、瑠衣はお日さまみたいに明るい、一人のおねえさんと出会う。病院という空間の中で、心を通わせあう二人。それは、それぞれの人生に忘れ得ぬ思いを焼き付けていくのだが―(『さよならは言わない―病気が教えてくれたこと』)。「ダブルツリー」は、外国にルーツを持つ子どもたちが、日本語や学校の勉強を学ぶための無料補習教室だ。このダブルツリーに通う「中国からきた勉強熱心な中学2年の女の子」、「日本生まれのサッカー好きのブラジル人の少年」、「フィリピンから呼び寄せられ、イジメを克服していく少女」を描くオムニバスストーリー(『ジョアンくん、待ってるよ』)。
著者等紹介
阿蘭ヒサコ[アランヒサコ]
エディター/ライター。早稲田大学教育学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。子育て、国際結婚、育脳、異文化コミュニケーションなど幅広い分野で取材・執筆活動を行う
冨部志保子[トミベシホコ]
エディター/ライター。産業カウンセラー。編集制作会社有限会社グルーラップ取締役。主に企業PR誌の制作を手がける編集プロダクション勤務を経て、フリーランスに。2005年から現職。医療、ライフスタイル関連の編集制作を続けながら小説執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。