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名もない顔もない司法―日本の裁判は変わるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757141698
  • NDC分類 327.1
  • Cコード C0032

内容説明

司法制度改革は裁判を変えるのか?改革の裏まで知り尽くしたアメリカ人東大教授、待望の書き下ろし第二弾。

目次

序章 椅子と靴、そして正義の女神
第1章 現在の裁判制度ができるまで
第2章 裁判官をどう選ぶか
第3章 キャリアシステムと裁判官の独立
第4章 裁判官による政治活動の制限―寺西事件とサンダース事件
第5章 近年の日本における司法改革
第6章 裁判員制度―身近な裁判の実現?

著者等紹介

フット,ダニエル・H.[フット,ダニエルH.][Foote,Daniel H.]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。ハーバード・ロー・スクールを卒業後、連邦地方裁判所ロー・クラーク、連邦最高裁判所ロー・クラーク、日産自動車法規部、オメルベニー&マイヤーズ法律事務所(弁護士)、ワシントン大学ロー・スクール冠教授を経て現職

溜箭将之[タマルヤマサユキ]
立教大学法学部国際ビジネス法学科准教授。専門は英米法、裁判制度。東京大学法学部助手、ニューヨーク大学ロー・スクール修士(LL.M.)、ウィスコンシン大学ロー・スクール客員研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヤギ郎

16
日本で教鞭をとる日本法学者(法社会学)の日本の司法や裁判所について書いた一冊。著者は、アメリカで学んだバックグラウンドもあり、日本とアメリカの比較に基づく洞察は興味深い。法学を学んでいる人でさえ、日本の最高裁判事の名前を言える人は少ない。(言えるとしたら、判事の著者を持っていたからである。)裁判員制度が開始されて10年が経ちました。遠い存在であるけれども、身近な裁判所について考えてみるきっかけになるだろう。2020/03/27

Defricheur

2
日米の司法制度を比較し,日本の司法制度・裁判官の「不透明性」を炙り出す。日常生活・社会生活と裁判制度の間にどのような距離が置かれるべきか,という問いは,アメリカの法制度を参考にしながらも,日本固有の精神性・社会構造・歴史的背景を抜きにしては語れないであろう。川島『日本人の法意識』などと比較しながら再読したい。2020/04/29

いせやん

1
日本の裁判所機構、司法のあり方について、アメリカとの比較においてその特徴を論じた本。裁判官の個性を認め、ポストごとに裁判官を任用し、裁判所の透明性を重んじるアメリカに対し、法の統一性を重んじ、キャリアシステムによる人事が徹底し、手の内を見せたがらない日本、という対比がなされている。特に裁判所人事における政治介入の有無をめぐる論争をまとめた章は面白かった。ただ、法社会学者の著書なので当然なのだが、司法制度の影響を主に論じており、その違いが生じた原因の推論はやや弱かったのが、唯一残念だった。2016/06/08

やまきりん

0
法社会学の授業で参考文献に出ていたので読んでみた。日米の司法制度を比較することで、裁判官のキャリアシステム、選任手続き、司法改革、裁判員制度など日本の司法制度の各所に見られる様々な現象が「名もない顔もない」の一点に収斂していることを鮮やかにあぶり出している。2017/07/28

たな

0
日本の裁判官たちを「名もない顔もない」と表現し、アメリカの司法制度と対比させて論じている。アメリカには裁判官になる前に多様な職業を経ていることおよびキャリアシステムが無いこと、裁判官任官に先立つ調査や評価は厳しいが、ひとたび裁判官に就任すると日本の様に数年ごとの異動がないことなどから裁判に個性を発揮することができることが興味深かった。著者自身どちらが悪いという評価はしておらず、アメリカの個性と日本の統一性をそれぞれ分析していた。ただ、透明性の信頼という点から人事システムが不明確な点などを問題視している。2013/05/12

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