ボルネオの白きラジャ―ジェームズ・ブルックの生涯

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ボルネオの白きラジャ―ジェームズ・ブルックの生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 277,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757141452
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0020

出版社内容情報

めまぐるしく変わる植民地政策に翻弄された「白人王」の数奇な生涯から、本国イギリスへの忠誠心と植民地への共感に挟まれたアイデンティティの葛藤を描く

内容説明

1838年、南の海に向かって漕ぎ出したイギリス人、ジェームズ・ブルック。たどり着いたボルネオの密林で、彼は王の意味をもつ「ラジャ」の称号をつかみ取り、世界でも類を見ない「ブルック王朝」を築き上げた。そしてその統治は、一族三代にわたって続いたのである。故郷イギリスから遠く離れた赤道直下の密林に分け入った一人の冒険家。100余年続く「王国」に君臨することとなった男が人生を駆け抜けた末に見たものは―。

目次

1 プロローグ 出会い、それはいつも突然に…
2 ラジャがラジャでなかった頃(インドに生まれて―幼年時代;初めて見る故郷―イギリスへ帰国;転機のとき―傷ついた体を抱えて;サラワクへの航海―偶然の産物;居場所を見つけて―サラワクに魅了され)
3 ラジャの時代(若きラジャ、その輝きのとき―欲しいものは手に入れろ;ラジャ、戦いの日々―相手は海賊、そして目に見えぬ誰か;ラジャ、苦悩の日々―もう一つの敵;サラワクは誰のものか―ラジャの位をめぐって)
4 イギリスでの晩年(老ラジャ、イギリスへ)
5 エピローグ ブルックとは何者であったのか

著者等紹介

三浦暁子[ミウラアキコ]
1956年静岡県生まれ。上智大学文学部史学科卒。結婚生活・子育てなどをテーマに執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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inarix

5
インドで生まれ、イギリス社会になじめず、はるか東方への夢を見る。現地の内乱を平定したことでボルネオ王から白人にして“ラジャ“の地位を得、ボルネオ・サラワクの地に3代にわたる王国を築きながらもイギリス社会にはついに受け入れられなかった男、ジェームズ・ブルックの一代記。2013/10/29

Lyijykyyneleet

0
現在のマレーシア東部・ボルネオ島で、イギリス人の一介の青年がラジャ(王)となり、サラワク王国を築きあげる物語。東方への冒険心に駆り立てられた青年が、不思議な運命に導かれながら王国を築き、時に苦悩し、時に自ら船を駆って蛮族達と闘う色鮮やかな生涯は、世界中の多くの人々が憧れる英雄のサクセス・ストーリーそのもの。日本ではほとんど知られていませんが、彼の100年続いた王国を終わらせたのが実は日本軍であったりと、意外なところで日本とも関わりのある人物なので、是非広く知られて欲しいところです。2013/05/12

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