内容説明
なぜ45歳は傍観者となったのか。あなたも気づかないうちにパラサイトの道を歩み始めている…。
目次
序章 なぜパラサイト・ミドルなのか
第1章 世界から遠ざかる四五歳
第2章 二〇〇六年からの年表
第3章 生活者としての四五歳
第4章 逆襲
第5章 これからやるべきこと
著者等紹介
三神万里子[ミカミマリコ]
ジャーナリスト、国立情報学研究所プロジェクト研究員。慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科卒(メディア環境コース専攻)。『世界』(岩波書店)、『文藝春秋』(文藝春秋)、『論座』(朝日新聞社)、『週刊エコノミスト』(毎日新聞社)ほか、海外では米国Time,Inc経済誌Business2.0等にて人事、組織、会計、金融業界を中心に学術と実務とジャーナリズムを横断したアプローチで執筆。組織・情報・ディスクロージャーの分析を通した社会経済システムの考察を主とする。2005年4月よりNHK経済番組「ビジネス未来人」メインキャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
14
ぼちぼち”ミドル”の領域なのかなぁ・・・、と手に取る。趣旨は、年齢に関係なく”変化”への適応、あるいは先取りが求められる現代への提言。目新しい点は少ないが、『蜘蛛の巣』がやはり印象的な表現。多元的な視点・思考、そして実行力。無論、その前提は”中身”。情報と知識。この活用の基点となる教育。この点は既存の教育の仕組みのみに頼ることなく、自分に厳しく前進あるのみ!論理的な展開と前向きな姿勢に好感。一方、”3つの貢献要素”は個々人で、かつその時々で優先度が変化する点がミソかもしれない。2013/01/29
うちこ
1
早すぎた名著なのか、2005年の時点で検知していることの精度が高いです。 2007年くらいから勝間和代さんが世に出てきたりして、ワークスタイルの本は今も数多く出ていますが、わたしが肌で感じ続けてきた「儒教の土台にアングロサクソン風味を加えアメリカンなソースで仕上げた日本の社会構造」が整理されたものを読んだのは初めて。「ワーク・シフト」のナマナマしいバージョン。 サブタイトルは45歳になっているけど、これはあくまでどこかに定点を置かないと話がすすめられないからセットしてある年齢として捉えたほうがよいです。2015/12/16
kira
0
会社に依存せず、自分の市場価値を磨き続けるために勉強し続け、価値を上げ続けなさいという結論。 10年前に書かれているのですが、現在起こっていることが色々書かれており、やはり政府の計画や、調査研究しておられる方は視点が鋭いんだなぁと感服。 ここで書かれている45歳は、今でいえば55歳。少し納得できる部分もあったりw そして、年齢に関係なく自分を磨き続けましょう。2014/08/14
Yonda
0
タイトルも取り扱っているテーマも興味があり面白いと思ったのですが、途中から(ほぼ)同じ話の繰り返しでどんどん退屈していきました。 130Pくらいの新書サイズにまとめたほうがお互い有効に時間を使えるのに...とそこがマイナス。有言実行はなかなか難しい。 2013/03/29