叢書「世界認識の最前線」
「名君」の蹉跌―藩政改革の政治経済学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757140653
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0021

内容説明

上杉鷹山をはじめ「名君」と官僚たちは如何に藩の経営改革に取り組んだか。その成功と失敗。外国人の新鮮な視点がとらえた、近代日本への胎動。先行き不透明の「小泉改革」に揺れる日本の現在を考えさせる力作。

目次

第1章 国家と領主制―近世日本のイデオロギーと政治行動(徳川国家に関する評価;国・国家・国民 ほか)
第2章 国家の神経―大名支配の政治経済学(財源;消費需要 ほか)
第3章 利益と正当性―米沢藩の政治経済学(近世前期米沢藩の租税と専売制;財政破綻と藩の内紛 ほか)
第4章 土地と労働―弘前藩の政治経済学(弘前藩における初期の土地開発;弘前藩の商業政策―宝暦改革 ほか)
第5章 市場と重商主義―徳島藩の政治経済学(徳川初期の徳島藩財政政策;商業化と民衆の抵抗 ほか)

著者等紹介

ラビナ,マーク[ラビナ,マーク][Ravina,Mark]
1961年生まれ。エモリー大学准教授。コロンビア大学卒業。スタンフォード大学で博士号を取得。専攻は日本史、特に18‐19世紀の政治史を中心に研究している

浜野潔[ハマノキヨシ]
1958年生まれ。関西大学経済学部教授。ハワイ大学社会学部修士課程修了。慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。専攻は日本経済史・歴史人口学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品