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内容説明
アクチュアリティはつくられる―デリダはテレビでなにを伝えようとしていたのか。デリダによるデリダ哲学の読解。
目次
第1部 人為時事性
第2部 テレビのエコーグラフィー(視線の権利;アーティファクチュアリティ、ホモヘゲモニー;記憶の証書―地政とテレテクノロジー;遺産相続とリズム;「文化例外」―国家の状態、出来事;アーカイヴ市場―真理、証言、証拠;フォノグラフィー:意味―遺産相続から地平へ;幽霊的な記録(分光写真「spectrographies」)
無意識の警戒)
第3部 離散的イマージュ
著者等紹介
デリダ,ジャック[デリダ,ジャック][Derrida,Jacques]
1930‐2004。アルジェリア生まれ。20世紀を代表する哲学者のひとり。米国の大学で客員教授を務めるなど、生前からフランスのみならず世界中で評価を得る。現象学、エクリチュール論、ハイデガー存在論やヘーゲル弁証法との対話から始め、「脱構築」のアイディアを創始。文学理論、建築、芸術学、政治学、精神分析など多分野に影響を与える。独アドルノ賞など受賞多数。ソルボンヌ大学ほかで教鞭を執った後、高等師範学校(ユルム)、ついで社会科学高等研究院(EHESS)教授。国際哲学院初代院長
スティグレール,ベルナール[スティグレール,ベルナール][Stiegler,Bernard]
1952‐。ラジオ技師の家に生まれる。政治犯として服役中に、哲学者となる。情報学の後、哲学を学び、デリダの指導により哲学博士号を取得。ペルピニャン大学講師、コンピエーニュ工科大学教授を経て、IRCAM(現代音楽と音響についての研究所)所長。その間、国立フランス図書館のデザインに携わり、また国立視聴覚研究所(INA)副所長として、フランスの重要なメディア政策に関わる。カント、ハイデガー、シモンドン、フッサールの読み手であるほか、ルロワ=グーランをメディア論的に読み直したパイオニアでもある。現代の資本主義文化を「記憶産業」を鍵言葉に鋭く批判する。技術・政治の分野を中心に幅広く哲学を展開している
原宏之[ハラヒロユキ]
1969年生まれ。明治学院大学教養教育センター・助教授。「現代の教養」を模索中。表象メディア論(言語態分析)、思想史を専攻する
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