収奪のポリティックス―アラブ・パレスチナ論集成1969‐1994

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  • サイズ A5判/ページ数 588,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757140547
  • NDC分類 319.28
  • Cコード C0010

内容説明

困難な時代に語りつづけること―第三次中東戦争後からオスロ合意まで、四半世紀にわたるサイードのパレスチナへのコミットメントの歴史。

目次

第1部 パレスチナとパレスチナ人(パレスチナ的経験(一九六八‐六九年)
アンマン事件から一年後のパレスチナ人(一九七一年)
パレスチナ人(一九七七年) ほか)
第2部 アラブ世界(中東における合衆国の政策と権力闘争(一九七三年)
アラブ右派(一九七九年)
変わりつつある世界秩序―アラブ情勢(一九八〇年) ほか)
第3部 ポリティックスと知識人(チョムスキーとパレスチナ問題(一九七五年)
オリエンタリストの沈黙(一九八六年)
アイデンティティ、否定、暴力(一九八八年) ほか)

著者等紹介

サイード,エドワード・W.[サイード,エドワードW.][Said,Edward W.]
1935年、エルサレムに生まれる。アラブ系パレスチナ人。ハーヴァード大学修了。コロンビア大学比較文学・英文学教授。2003年、ニューヨークにて死去

川田潤[カワタジュン]
東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。福島大学人間発達文化学類准教授。専門:英文学、ユートピア文学

伊藤正範[イトウマサノリ]
東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。関西学院大学商学部准教授。専門:英文学、初期モダニズム文学

齋藤一[サイトウハジメ]
筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得退学。筑波大学大学院人文社会科学研究科文芸・言語専攻講師。専門:英文学、文学理論

鈴木亮太郎[スズキリョウタロウ]
東北大学大学院博士前期課程修了。翻訳家

竹森徹士[タケモリテツシ]
東北大学大学院博士後期課程単位取得退学。島根県立大学短期大学部総合文化学科准教授。専門:英文学、19世紀小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sansdieu

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論文・エッセイ集。パレスチナ/イスラエル問題に関しては、インタヴュー集『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成』上下巻とくに下巻と重複する内容もあるが、やはりこちらのほうが彼の学者としての業績よりもパレスチナ/イスラエル問題の論客としての面が詳しく理解できる。おすすめは、サルマン・ラシュディとの対話、パレスチナ/イスラエルでサイードがもと住んでいた場所を再訪したときの記録、そしてチョムスキーのシオニズム批判に対する賛否入り混じった批評である。サイードの正論が実現していない今の現実を恨む。 2025/05/28

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