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内容説明
そのときロシアは如何に動いたのか。ゴルバチョフ、エリツィン、プーチンを支えた学者宰相が明かす15年間のすべて。
目次
第1章 プーチン大統領の誕生
第2章 イデオロギー社会の知識人
第3章 湾岸戦争は回避できたはずだ
第4章 ソ連からロシアへ―ペレストロイカの逆説
第5章 情報活動に入る
第6章 外務省に移る
第7章 武力以外に解決の方法はないのか?
第8章 対CIS諸国関係とチェチェンの泥沼
第9章 首相に就任―「ファミリー」の警戒、議会の支持
第10章 「ファミリー」、大統領、私
著者等紹介
プリマコフ,エヴゲニー・M.[プリマコフ,エヴゲニーM.][Primakov,Evgenii Maksimovich]
1929年、キエフ生まれ。モスクワ大学東洋語学部卒業。経済学博士、科学アカデミー会員。専門は中東研究。当初、ジャーナリストとしてスタート。ソ連の代表紙『プラウダ』の中東特派員として活躍。この時代に、ナセル大統領(エジプト)、アサド大統領(シリア)、フセイン国王(ヨルダン)、フセイン大統領(イラク)らとの知己を得た。湾岸戦争時にゴルバチョフ大統領の特使としてイラクと西側の間で政治解決を行なった背景には、こうしたアラブ首脳との交友関係があった。ジャーナリズムから研究生活に転身後、1977年東洋学研究所所長、85年世界経済・国際関係研究所所長になる。ゴルバチョフ外交のアドバイザー的役割をつとめ、多くの外国訪問に随行した。こうしたことから政治の世界に次第に呼び込まれ、支配政党・ソ連共産党では中央委員(86‐89年)、政治局員候補(89‐90年)を、議会では最高会議連邦議会議長(89‐90年)、会派「全ロシア・祖国」代表を、政府では、対外情報庁長官(91‐96年)、外務大臣(96‐98年)、首相(98‐99年)を歴任した。訪日は数回に及び、現在のロシア指導者の中では知日派の筆頭
鈴木康雄[スズキヤスオ]
自治医科大学教授(英語・ロシア語・国際関係論)。1939年東京生まれ。1964年東京外国語大学ロシヤ科卒業後、読売新聞社に入社。モスクワ、バンコク、ワシントン各特派員を経て外報長長。1999年退社し、現職
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