ネットワークの社会科学
インボリューション―内に向かう発展

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  • サイズ B6判/ページ数 287,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757140318
  • NDC分類 612.24
  • Cコード C0036

内容説明

ギアーツが切り拓いた「経済の解釈学」とも言うべき初期代表作『農業のインボリューション』にそれが巻き起こした論争に対するギアーツ自身の総括論文と日本語版への序文を収録。今日の経済学と地域研究の新視座としてとらえなおす意欲的試み。

目次

農業のインボリューション(スタート地点、理論と事実;パターンの結晶化;結果)
文化と社会変容―インドネシアのケース

著者等紹介

ギアーツ,クリフォード[ギアーツ,クリフォード][Geertz,Clifford]
1926年米国サンフランシスコ生まれ。1956年ハーバード大学社会関係学部で人類学博士号取得。ハーバード大学社会関係研究所、マサチューセッツ工科大学国際研究センター等を経て現在プリンストン高等科学研究所社会科学教授

池本幸生[イケモトユキオ]
1956年生まれ。現在、東京大学東洋文化研究所助教授。1980年京都大学経済学部卒業後、アジア経済研究所、京都大学東南アジア研究センター助教授を経て現職。1993年京都大学より博士号(経済学)を取得
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感想・レビュー

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roughfractus02

6
西欧的な地理学の環境決定論を批判しつつ、著者は多様な要因で変容する社会システム論を人類学に導入し、インドネシアのジャワ島を調査地として、その農業生産の傾向を内向的発展(インボリューション)と表現した。1950年代に起こるこの傾向は、オランダ人による輸出作物の強制栽培の圧力に疲弊し、従来の棚田と飛地に農業人口が集まって線さん方法が複雑化し生産力が増したことを指す。農地を拡大する先進国の農業生産が近代工業社会に人口減少に苦しむ様と対照する本書は、一方で、この傾向にはインドネシア人の不安が背景にあると指摘する。2024/04/06

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