現代の資本主義制度―グローバリズムと多様性

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757140301
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C3033

内容説明

我々は、如何に生き延びるべきか…社会主義制度崩壊の後、苦悩する日・米・欧先進資本主義諸国、その動態を世界史的視野から比較分析、各国の選択の行方を探る。現代最高レベルの政治経済学者による、先端的総合研究。

目次

資本主義の多様性の将来
日本の独自性
ドイツ資本主義―それは実在するか、それは存続しうるか
新自由主義とドイツ・モデルの間で―過渡期のスウェーデン資本主義
岐路にたつフランス国家主義
社会制度と生産構造―一九八〇年代資本主義のイタリア的形態
一九七九‐九五年のイギリス―保守的資本主義の神話と現実
制度に埋め込まれたアメリカ資本主義
共産主義崩壊の後、中間の道はまだあるか
文明化された資本主義の頓挫
国際金融と資本主義的多様性の侵食
グローバル資本主義の将来―分岐は永遠につづくのか

著者等紹介

クラウチ,コーリン[クラウチ,コーリン][Crouch,Colin]
European University Institute of Florenceの比較社会制度論教授、University of Oxfordの社会学教授、Trinity Collegeの研究員。研究分野は労働組合組織、労使関係、職業訓練、西欧諸国の社会構造など

ストリーク,ウォルフガング[ストリーク,ウォルフガング][Streeck,Wolfgang]
Max Planck Institut f¨ur Gesellschaftsforschung,Cologneの理事。専門は経済社会学および労働社会学

山田鋭夫[ヤマダトシオ]
名古屋大学経済学部教授。1942年生れ。名古屋大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学教授などを経て、1990年より現職。経済学博士。専攻理論経済学、経済学史。現代産業社会論、レギュラシオン理論の研究家として著名
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感想・レビュー

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kosukenouchi

1
2001年出版なので、収録論文は90年代に執筆されているはず。グローバル化に伴うアングロサクソン的資本主義への収斂傾向を各著者が批判。資本主義の多様性、制度化された資本主義の自由主義的資本主義に対する優越が基調となっており、先進各国の専門家が一国ずつ論じていく点に特徴がある。既に15年近く経っておりやや古びた感が否めないが、今やステレオタイプとも言える”日本(ドイツ、フランス…)的資本主義”について再確認するのには使える。2015/06/11

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