出版社内容情報
社会主義から資本主義研究へと軸足をずらした、世界的経済学者による「資本主義研究・序説」。
資本主義は最悪の経済システムである。これまで試みられた資本主義以外のシステムを除けば。
社会主義から資本主義研究へと軸足をずらした、世界的経済学者による「資本主義研究・序説」。社会主義との比較から、資本主義の強み、利点を中心に述べながら、資本主義を擁護していく。
第1部 イノベーション
第1章 序
第2章 資本主義, 社会主義, 技術進歩
第3章 技術進歩の転換と加速
第4章 人間の心に歴史的現実を反映する
第5章 結語
第2部 不足経済――余剰経済
第1章 序
第2章 財・サービス市場――余剰の再生産メカニズム
第3章 財とサービスの市場:概念装置と測定手法
第4章 労働市場――余剰再生産のためのメカニズム
第5章 実証的な説明と因果分析の要約
第6章 余剰経済の効果とその評価
第7章 一般的図式からの展開
第8章 個人的なあとがき
補論1 自由、平等、博愛――社会主義崩壊以後の変化の考察
補論2 一東欧知識人の目に映るマルクス
【著者紹介】
1928年生まれ。ハンガリーの経済学者。著書に『コルナイ・ヤーノシュ自伝』 (日本評論社)などがある。
内容説明
資本主義は最悪の経済システムである。ただし、これまでに試されたシステムを除けばだが…社会主義研究の泰斗であるハンガリー人経済学者による待望の資本主義研究・序説。
目次
第1部 イノベーションとは何か(資本主義、社会主義、技術進歩;技術進歩の転換と加速;人は歴史的事実をどう受けとめるか)
第2部 不足経済と余剰経済(財とサービスの市場―余剰の再生産メカニズム;財とサービスの市場―概念装置と測定手法;労働市場―余剰再生産のためのメカニズム;実証的な説明と因果分析;余剰経済の効果とその評価;一般的図式からの応用)
補論
著者等紹介
ヤーノシュ,コルナイ[ヤーノシュ,コルナイ] [J´anos,Kornai]
ハーヴァード大学、およびコルヴィヌス大学名誉教授。1928年、ハンガリー・ブダペスト生まれ。社会主義と資本主義という比較の中から「ソフトな予算制約」、「反均衡」、「不足の経済学」といった新たな概念を提起しながら、主流派経済学に対して従来の概念への再考を迫っている。自らを「異端」と位置づけながらも、国際計量経済学会、ヨーロッパ経済連合、国際経済学連合の会長を歴任し、世界的に経済学界をリードしている
溝端佐登史[ミゾバタサトシ]
京都大学経済研究所教授・所長。1987年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。博士(経済学)(京都大学、1997年)
堀林巧[ホリバヤシタクミ]
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系教授。1981年大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程退学。博士(経済学)(京都大学、2014年)
林裕明[ハヤシヒロアキ]
島根県立大学総合政策学部准教授。2001年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。博士(経済学)(京都大学、2004年)
里上三保子[サトガミミホコ]
京都大学経済研究所研修員。2014年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。修士(経済学)(京都大学、2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Mc6ρ助
朝ですよね
Oki
takao