出版社内容情報
恋愛小説はゲーム理論の最強の教科書だ経済学をはじめ社会科学や様々な分野でますます注目されるゲーム理論。本書はカズオ・イシグロも敬愛するイギリスの代表的作家ジェイン・オースティンの恋愛小説を読みながら、ゲーム理論を解説する話題作。最先端の理論に大きな示唆を与え、オースティン研究にも新たな視点をもたらす、ゲーム理論、文学研究双方にとって刺激的な必読書。
人物相関図
序文
第1章 概要
第2章 文脈で理解するゲーム理論
第3章 民話と公民権運動
第4章 フロッシーときつね
第5章 ジェイン・オースティンの6大小説
第6章 オースティンによるゲーム理論入門
第7章 オースティン作品における競合的なモデル
第8章 何が戦略的思考ではないかに関するオースティンの見解
第9章 オースティンによるゲーム理論の革新
第10章 戦略的思考のデメリットに関するオースティンの考え
第11章 オースティンが意図していたこと
第12章 オースティン作品における察しの悪さについて
第13章 実世界の察しの悪さ
第14章 結びの言葉
マイケル・S-Y・チェ[マイケルエスワイチェ]
著・文・その他
川越敏司[カワゴエ トシジ]
翻訳
内容説明
恋愛小説はゲーム理論の最良の教科書である。19世紀英国の国民的作家オースティンの小説に、ゲーム理論の基礎から最先端を凌駕する知見まで読み解く、驚きの書。政治、経済、文学研究まで幅広く影響をもたらす野心的成果。
目次
概説
文脈で理解するゲーム理論
民話と公民権運動
フロッシーとキツネ
ジェイン・オースティンの六大小説
オースティンによるゲーム理論入門
オースティン作品における競合的なモデル
何が戦略的思考ではないかに関するオースティンの見解
オースティンによるゲーム理論の革新
戦略的思考のデメリットに関するオースティンの考え
オースティンが意図していたこと
オースティン作品における察しの悪さについて
現実世界の察しの悪さ
結びの言葉
著者等紹介
チェ,マイケル・S‐Y.[チェ,マイケルSY.] [Chwe,Michael Suk‐Young]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校・政治学部教授。1992年ノースウェスタン大学Ph.D.(Economics)。専門は人種やエスニシティに関する政治分析、コーディネーション問題やコミュニケーションに関するゲーム理論分析
川越敏司[カワゴエトシジ]
1970年和歌山県生まれ。公立はこだて未来大学教授。大阪市立大学大学院経済学研究科前期博士課程修了。博士。専門は経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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