出版社内容情報
CSR研究の第一人者が2000年から現在までの企業社会の潮流を辿りつつ、これからの「企業と社会」のあり方を論じる。
CSRの新たな展開!
消費者の「企業の社会的責任」(CSR)への関心が高まり、企業は行動指針や戦略の策定において「企業そのものの価値をいかに向上させるか」「CSRをビジネスのプロセスにいかに組み込んでいくか」を最重要課題とするようになった。企業間競争において、CSRをいかに成功させるかがカギを握る。
本書は、CSR研究の第一人者が2000年から現在までの企業社会の潮流を辿りつつ、CSR調査などのデータを駆使し、これからの「企業と社会」のあり方を論じる。
第1章 責任ある競争力という問いかけ
1 CSRを問い直す
2 CSRと経営戦略
3 市場の成熟
第2章 持続可能な発展と企業の新しい役割
1 サステナビリティと企業
2 金融危機後の動き
3 ISO社会的責任規格の意義
第3章 責任あるビジネスの構築
1 CSR経営の制度化と課題
2 日本企業の取り組み
3 ステイクホルダー・エンゲージメント
補論 企業と社会――学問としての制度化と課題
【著者紹介】
1955年生まれ。早稲田大学商学学術院商学部教授。「企業と社会フォーラム」(JFBS)会長。著書に『CSR』(NTT出版)、編著書に『SRIと新しい企業・金融』(東洋経済新報社)などがある。
内容説明
企業は、CSRへの対応を経営戦略に組み込み、社会的・環境的な課題にイノベーティブに取り組むことによって、市場で優位性を得て、競争力につなげていくことができる。企業は、経営のあり方においても、新しい製品・サービスの開発においても、サステナビリティの概念を組み込んでいくことが重要な課題になっている。そしてそれは、消費者、投資家、金融機関等がCSRを評価する成熟した市場の中で成り立つサステナビリティの課題は、企業と市場社会の相互関係性から理解していく必要がある。グローバル化した世界で持続可能な発展を達成するには。イノベーションをもたらす新しいCSR経営の本質を説く。
目次
第1章 責任ある競争力という問いかけ(CSRを問い直す;CSRと経営戦略;市場の成熟)
第2章 持続可能な発展と企業の新しい役割(サステナビリティと企業;金融危機後の動き;ISO社会的責任規格の意義)
第3章 責任あるビジネスの構築(CSR経営の制度化と課題;日本企業の取り組み;ステイクホルダー・エンゲージメント)
補論 企業と社会―学問としての制度化と課題
著者等紹介
谷本寛治[タニモトカンジ]
早稲田大学商学学術院商学部教授。1955年大阪市生まれ。1984年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。1989年経営学博士(神戸大学)。和歌山大学経済学部教授などを経て、1997年一橋大学商学部教授、2000年一橋大学大学院商学研究科教授。2012年より現職。2011年企業と社会フォーラム(JFBS)会長。専門は、企業システム論、「企業と社会」論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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