内容説明
環境の視点から現状の社会産業構造の限界と目指すべき新たな社会産業構造について。環境問題解決に向けた三つの鍵となる適応的管理、住民参加、環境教育・学習の重要性について。新たな地域経済社会の創造に向けた取り組みについて、環境産業による地域活性化という視点から。パラダイム転換を図り、新たな環境共生型社会を構築するために有効な方法論について。以上の四つについて考察。
目次
第1章 みどりのパラダイムシフト
第2章 環境共生型社会の鍵となる三つの視点(生態系に学ぶエコマネジメント戦略;情報共有活動は住民参加が鍵;物質循環活動は市場原理に沿って)
第3章 新たな地域経済社会をつくる地域生態系資源の活用(環境維持活動は市場原理への挑戦;地域生態系資源の利用によるエネルギー自給;環境・農業と地域通貨)
第4章 パラダイムシフトをもたらす公と私を結ぶ中間集団(手づくりの公共交通;企業と非営利団体の協働によるビジネスモデルの構築;地域通貨と銀行;共創による循環型社会構築)
著者等紹介
月尾嘉男[ツキオヨシオ]
総務省顧問。1942年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。名古屋大学工学部教授、東京大学工学部教授、同大学院教授、総務省審議官を経て、現職
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