場と共創

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757120372
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

新しい文明への具体的な実践という趣旨によって、著者らは、1995年頃から、日本とドイツ、そしてアメリカの間に将来、互いの文化をつなぐ橋を架けるために、礎石となる石を一つ置く共創を企画してきました。その始まりが、1996年、97年の2年間にわたって日本とドイツの間でおこなわれた「場とシントピー」の会議でした。(シントピー syntopyとは異なった領域の人々が互いの領域を越えて共創をするという意味で、この会議の主催者の一人であるミュンヘン大学のペッペル教授が考えた新しい言葉です。著者たちは日本の後世の国際的な活躍を願って「場」と「共創」という言葉を国際語として定着させたいと考えています。)本書はこの運動の発展的成果でもあります。

目次

第1章 共創と場所―創造的共同体論(人間の本性としての多様性;日本的自他分離 ほか)
第2章 共創と自他非分離心―創出の「こころ」の実践的・主観的考察(過去の泥の中から;創出に現れる心の構造 ほか)
第3章 共創における生命コミュニケーション(植物に学ぶ;場を測る―同時性と同場所性 ほか)
第4章 コミュニカビリティーと共生成―歩行介助ロボットの開発を通して(介助ロボットの可能性;現代の技術が抱える問題 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoko Katsuma

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自己の二領域性について語られている。つまり、自己中心的自己と場所的自己の二つの側面。自己認識としての「自己中心的自己」を確立した後は、必要な場において「場所的自己」を決定する。双方を調整しながら合致点に近づける論理的な繰り返し操作が必要だ、と。ここは必ずしも「論理的」である必要はないと思うが、いずれにしろ、そこの合致点が大きく広くしていく努力が大きく社会に貢献していく力になると読み取った。個々人が自分の中で考えているだけでなく、アウトプットしてお互いに調整していく、この機能を企業内につくっていきたい。2012/01/22

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