出版社内容情報
訴訟・コンプライアンスのために、企業がすべきこと
国境を超えたビジネスが増え、データ・プロテクションとコンプライアンスの重要性が高まりつつあるいま、企業は自社の秘密情報を守るために、どのようなセキュリティ対策をとるべきか?
ビジネスの最前線で活躍する国際弁護士と情報セキュリティ専門家が、法律と情報技術の側面から、「予防段階」「戦略構築段階」「紛争・調査遂行段階」の3段階において必要な具体的対応策を解説する。
第1章 データ・プロテクションの重要性と戦略
第2章 企業における情報漏洩の現状と具体的対応策
第3章 サイバーセキュリティ対策の実装
第4章 討議 法律家と情報セキュリティ専門家はいかに協働できるか
【著者紹介】
1963年生まれ。弁護士。著書に『企業間紛争解決の鉄則20』(中央経済社)がある。
内容説明
法律家+サイバーセキュリティ専門家、初のコラボレーションによるサイバーセキュリティ対策の最前線。サイバーアタックや人の移動に伴う情報流出に、企業はどう対応するべきか?「予防段階」「戦略構築段階」「紛争・調査遂行段階」の3ステップに則り、“法律”と“サイバーセキュリティ”の側面から、企業の秘密情報とノウハウを守り抜く。企業経営者、法務・知財・人事・IT戦略担当者、必携の書。
目次
第1章 データ・プロテクションの重要性と戦略(データアタック、プロテクションの2つの側面;データ・プロテクションの3ステップ;紛争と調査の2Aspets;データ・プロテクション―コンプライアンスとしての重要性;サイバーセキュリティ専門事業者、調査会社、ベンダー―コラボレーションの重要性)
第2章 企業における情報漏洩の現状と具体的対応策―3ステップによるグローバル・コンプライアンスの実現(企業における情報漏洩の現状と紛争のグローバル化;ケーススタディ―退職者による情報漏洩;企業における具体的対応策―3ステップの実践)
第3章 サイバーセキュリティ対策の実装(予防段階;戦略構築段階;ケーススタディ)
第4章 討議 法律家とサイバーセキュリティ専門家はいかに協働できるか(予防段階;戦略構築段階;紛争・調査遂行段階)
著者等紹介
高取芳宏[タカトリヨシヒロ]
弁護士(日本および米国ニューヨーク州)。ハーバード大学ロースクール卒業。現在、オリック東京法律事務所・外国法共同事業・訴訟部代表パートナー。国際訴訟・仲裁事件を多く扱い、知的財産権、製造物責任、独禁法関連の紛争解決・FCPA・英国賄賂防止法対策を含むコンプライアンス事案などを手がける。国際仲裁人としても活躍
大河内智秀[オオコウチトモヒデ]
CISSP。東京電機大学客員准教授・国際化サイバーセキュリティ学特別コース運営事務局長。三井物産セキュアディレクション(株)経営企画部調査研究グループシニアプロデューサー。NTTコミュニケーションズ(株)を経て、2009年同社に入社。CSIRT構築支援、SOC構築支援などサイバーセキュリティに関するサービス開発に向けた調査・研究・コンサルティングに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。