出版社内容情報
21世紀の社会を構築していくための情報社会学
人々の価値観の基準がモノ中心から人間中心に変化している。他方で、モノや現実と情報の関係についても、新しい概念や取り組みが登場している。
上記のような状況をふまえ、情報社会学の研究者の最新の研究成果を集め、設計科学の視点から情報社会のソーシャルデザインを明らかする。
1章 公文俊平:情報社会と情報社会学の新動向
2章 大橋正和:情報社会とソーシャルデザイン――先駆者との対話を通じた情報社会での知識や社会の考え方について
3章 櫻井美穂子・國領二郎:レジリエントな社会システムのデザイン思想
4章 鈴木謙介:「災後」における社会の意味――空間の多孔化に抗して
5章 堀眞由美:情報社会時代の働き方――女性労働の現状と課題からみる今後の働き方
6章 西内啓:現代情報社会におけるビッグデータと統計学
7章 山内康英・小松正・舟橋正浩:言語空間のベキ分布性に関する確率過程論研究
8章 松野良一・周洲:「微博」と社会問題の可視化――中国のコミュニケーション変容
9章 折田明子:インターネット上で名乗る名前とプライバシー
10章 西田亮介:情報社会と日本のネット選挙
【著者紹介】
多摩大学情報社会学研究所所長、情報社会学会名誉会長。
内容説明
産業社会から情報社会への移行に伴い、人々の価値観がモノ中心から人間中心へと変化している。モノや現実と情報との関係も、新しい概念や取り組みが登場してきている。こうした新しい情報社会におけるソーシャルデザインのあり方を、設計科学の視点から、情報社会学の最新の研究成果により明らかにする。21世紀を構築していくための「情報社会・学」。
目次
第1章 情報社会と情報社会学の新動向
第2章 情報社会とソーシャルデザイン―先駆者との対話を通じた情報社会での知識や社会の考え方
第3章 レジリエントな社会システムのデザイン思想
第4章 「災後」における社会の意味―空間の多孔化に抗して
第5章 情報社会時代の働き方―女性労働の現状と課題からみる今後の働き方
第6章 現代情報社会におけるビッグデータと統計学
第7章 言語空間のベキ分布性に関する確率過程論研究
第8章 「微博」と社会問題の可視化―中国のコミュニケーション変容
第9章 インターネット上で名乗る名前とプライバシー
第10章 情報社会と日本のネット選挙
著者等紹介
公文俊平[クモンシュンペイ]
多摩大学情報社会学研究所長。多摩大学教授。Ph.D.東京大学教養学部教授、国際大学グローコム所長を経て、2004年より現職
大橋正和[オオハシマサカズ]
中央大学総合政策学部・総合政策研究科教授。工学博士。中央大学理工学部専任講師を経て、1993年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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